ログイン/新規登録
※事前に利用規約をご確認いただいた上で登録をお願いします。
メールアドレスで登録
Googleで登録
Twitterで登録
メールアドレスでログイン
Googleでログイン
Twitterでログイン
作品
レビュー
登録/ログイン
その他
@オノログ
作:采岡志苑
評価
読んだ
気になる
読んでる
星5つ
100.0%(1)
星4つ
0%(0)
星3つ
星2つ
星1つ
未評価
最終更新:2020/1/16
彼の名前はトラジェディ。仕事は悲劇の案内人。彼に今から語っていただくのは、彼が体験してきた仕事の話だ。
人を悲劇的な人生へと導く〝案内人〟を生業とする人のお話。 ジャンルとしては『現代ファンタジー』なのですが、そのファンタジー度合いの方向性というか、匙加減のようなものが好みでした。 キラキラした壮大な幻想でなく、また単なる話のギミックとしてのそれでもなく、どこか童話や寓話のような味付けのファンタジー要素。人の人生を喜劇や悲劇に導く〝案内人〟という、その設定そのものにとても魅力を感じます。 終盤、このお話の軸となる『サラ』の存在。すでにして悲劇的なようにも見える彼女の境遇や現状のおかげで、どうしても考えさせられてしまいます。 悲劇とは何か。反対に、どういうものを喜劇と呼ぶのか。こういう問いを自然に想起させてくれる物語は、やっぱりいいお話だと思います。
和田島イサキ
投稿
作品へ