紅い瞳の奴隷騎士は、少女のために命を捧ぐ
最終更新:2022/1/22
作品紹介
大陸古語で<神に見放されし大地>と綽名される国家――魔物が蔓延る広大な大陸で、唯一魔物に対抗する力を持つ存在たるその国は、『侵略王』の異名を取る現皇帝の治世の元、過去最大の繁栄を遂げていた。 幼い第六皇女ミレニアは、亡き母の代わりに、偉大なる父王の寵愛を一身に受けながら、その小さな胸に密かな野心を抱いていた。 それは――帝国初の、女帝となること。 皇族としての誇りを胸に抱いて、神童と呼ばれる頭脳と、およそ子供らしくないと呼ばれる冷静な振る舞いで、野心を叶えるために必死に努力を重ねていたミレニアは、ある日、父と共に訪れた闘技場で、一人の奴隷と運命の出逢いを果たす。 ミレニアは、その美しい紅玉の瞳に魅せられて、十年抱き続けたたった一つの野心すら擲ち、必死でその男の手を取った。 それは、二人の、終わりの始まり。 運命の邂逅は、複雑な糸を絡ませ合って、破滅へ向かって走り出す―― 隷属系男子×高潔なお姫様のシリアスファンタジー。 文字通り、命を懸けた”無償の愛”の物語をお楽しみください。 ※この作品は、奴隷制度が当たり前に施行されている国家が舞台となっています。作中、身分差別が当たり前のように浸透している描写がありますが、あくまでフィクションです。当たり前ながら、現実世界においてそうした思想や行為を容認・推奨するものではありません。差別・ダメ・ゼッタイ。 ※作者の過去作品『聖女転生物語』の世界と一部リンクしているような描写がありますが、過去作と場所も時代も全く異なるお話となっていますので、過去作未読者でも全く問題ありません。過去作既読であれば、ニヤリとする場面が多くなる、という程度です。 ※活動報告で、定期的に裏話的な小話を書きます。気になる方は覗いてみてください。 ※カクヨム様にも転載しております。
評価・レビュー
まだレビューはありません。