魔法学園×青春白書
最終更新:2019/12/31
作品紹介
生まれながらに不出来な少年がいた。 生まれながらに出来すぎた少女がいた。 少年は思う。自らと、触れ合った周囲との絆を。 少女は思う。自らと、あらゆる一切との隔絶を。 不出来なれども自分を諦めぬ少年。 出来すぎるが故に全てを諦めた少女。 そんな真逆の二人の人生が、一つの“場所”で交錯する。 “そこ”は、少年が険しき挑みの果てに辿り着いた場所。 “そこ”は、少女が小指の先ほどの力で淘汰できる場所。 魔法と科学が両立する世界で、誰もが焦がれる“学び舎”こそがその場所だ。 そこに集うは多種多様な少年少女達。 その中でなお異彩を放つ真逆の二人は、だからこそ互いを強く意識する。 「君を知った。ならば――」 「貴方を知った。もしかしたら――」 出会いは互いの胸に深く突き刺さる。 変わらぬ自分。変われるかもしれない自分。 「君と――」「貴方と――」 向かい合う。並び立つ。 その時にこそ―― これは、そんな二人と、そこに集まる人々の物語。 自らを貫き通さんとする、一人の少年が始めた青春物語だ。 ※この作品は『カクヨム』にも掲載しています。
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