人形のわたしと賢者の手
最終更新:2017/4/19
作品紹介
“わたし”は限界だった。 人形みたいとただ褒められていた幼少期はよかった。婚約者は女遊びを繰り返し、遊び相手たちからは嫉妬を受け、友人には裏切られた。そんな中、半年後には結婚だと父の口から告げられる。 重いものを背負いながら寝室の扉を開けると、そこは見知らぬ部屋だった。 「ようこそ、お嬢ちゃん。ようきたのう」 ボーイソプラノが響き、“わたし”は気を失う。 これは、“わたし”の再生の物語。 賢者は“わたし”の頭を撫でる。「ようがんばったのう」と笑いながら。
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