影が薄い男と目つきが悪い令嬢の、一風変わったなれそめの話
最終更新:2021/7/9
作品紹介
ホリーは影が薄い。顔を覚えてもらえないし存在には気づいてもらえない。一応貴族である彼は、そんな体質を生かして密偵の仕事をしていた。 ヴィオラは目つきが悪い。目が合った相手はもれなくひるんでしまう。おまけに彼女は無愛想でろくに喋ろうとしない。そんなこんなで、伯爵令嬢である彼女は悪女として知られていた。 そんな二人は、ある日パーティーで偶然顔を合わせた。ヴィオラはホリーを冷たくあしらい、ホリーはそんな彼女に反感を抱く。それっきり近づくこともなかったであろう二人は、一匹の子猫をきっかけとして互いを理解していくことになる。
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