【短期連載版】貴族の世界に絶望したので、幼馴染の少女とのんびり生きようと思います~無能の烙印を押され追放された貴族の少年は、唯一の《水流魔法》で大海原を支配し、絶海の孤島に実家を超える貿易都市を造る~
最終更新:2020/10/1
作品紹介
王国最大の陸上交易都市を領内に擁する大貴族の三男に生まれたミラン・バルテク。 洗礼式を迎えたミランは、神からひとつの【天啓】を授かった。 ところが、その【天啓】は水の乏しい領内では何の役にも立ちそうにない《水流魔法》だと発覚する。 「ふざけるなっ!」 生まれつき高魔力持ちのミランに、父は期待を寄せていた。 だが、その期待を裏切られた父は激怒し、世界から忘れ去られた絶海の孤島へとミランを追放する。 「あばよ、ミラン。もう二度と、おまえの面を拝む機会はないだろうがな」 「数日後には、全員海獣の腹の中かもな。せいぜい、みっともなく抵抗してみろって」 父への抗議もむなしく、ミランは幼馴染の従者の少女や幾人かの使用人と共に、大海原に放り出された。 兄二人の罵倒を受けつつ。 航海の最中、ミランたちは島を世界から隔絶させていた原因となる巨大な海獣に襲われた。 絶体絶命の危機の中、ミランは突如、役立たずだと思われていた《水流魔法》の真価に覚醒する。 《水流魔法》を駆使して海獣を追い払ったミランたちは、無事に孤島へとたどり着いた。 ミランは覚醒した《水流魔法》と頼れる仲間と共に、のんびり開拓を楽しみつつも、孤島を一大交易拠点へと変えていった。 「もう一度言ってみろ! 赤字なんて、あり得ないだろうが! これまで、ずっと膨大な黒字だったではないか!」 一方で、多くの商隊をミランの海上交易ルートに奪われた実家は、たちまち没落の憂き目をみることになっていく。 【本作をリメイクした長編版も連載中】【カクヨムにも投稿中】
評価・レビュー
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