サムライー日本海兵隊史(第7部)(1936年)
最終更新:2017/2/19
作品紹介
1935年末、日本海兵隊は、戦車の独自開発に乗り出そうとしていた。土方歳一中佐は、その事実上の責任者として奔走する羽目になろうとしていた。 同じ頃、米内光政海兵本部長は、海兵隊の現役を引退しての転職の誘いを、海兵隊の先輩でもある斎藤實首相から受けていた。 そして、世界大恐慌からくる世情の不安は、各国を軍拡に奔らせつつあった。 日米のロンドン海軍軍縮条約から脱退通告は、その始まりを告げ、日米英は戦艦や空母といった主力艦の建造を決めた。 現役から引退していた土方勇志提督にも、自らは知らない内に、西へ表向きは義勇兵として戦場へと赴く時が迫っていた。
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