ハッピーエンドはここじゃない
最終更新:2019/5/8
作品紹介
高嶺の花の生徒会長と付き合うことになった。 成績優秀、眉目秀麗、品行方正――近寄りがたい完全無欠の優等生のように思われている彼女だが、その本性は『面倒くさい』のひと言に尽きる。 例えば「どこかに出かけない?」とデートに誘ったら「文化祭の残務処理で多忙を極めるので無理です」というあまりに無情な返事が返ってくるのだ。 並の男子なら心折れてしまうところだが、冷静に翻訳すると「忙しいので手伝ってください」という本音が見えてくる。この程度は初歩だ。……ドMじゃない、駆け引きを楽しんでいるだけだ。 これはひねくれ者の彼女と、その理解者を志向する僕が、虚言と本音、打算と温情、駆け引きと体当たりによって、距離を縮めていく物語である。 ※拙作『Room No.403』の続編ですが、面倒くさい女子と捻くれた思考の男子が、小難しいことを言い合いながらイチャつく話として、単品でもお読みいただけるのではないでしょうか。
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