発明家令嬢、奇婦人メアリの誤算 〜美貌の聖人様は変わり者がお好き〜
最終更新:2021/4/9
作品紹介
霧の街ロディムには、奇婦人と呼ばれる令嬢がいる。 没落気味の伯爵家令嬢、奇婦人メアリ。 メアリはいつも、機械油とバニラの香りをまとっている。 それは、彼女の趣味が機械いじりだから。 彼女がつくる機械は一級品だが、女がつくったからという理由で見向きもされない。 それを当然だと思っていたメアリの前に現れたのは、街でうわさの聖人様⁉︎ 女のくせにと説教されるのかと思いきや、ずっしり重たい財布を出されて……。 「買いたいのだが?」 「この機械は一つしかつくっていないので……あなたさえよろしければ、好きな時に来て使ってくださってかまいませんよ」 関わるまいと思っていたのに、初めて褒められたメアリはつい余計なことを言ってしまって──。 これは、機械いじりが趣味の風変わりな令嬢と幽霊が見える聖人様の、ちょっぴりスチームパンク風な恋の物語。 ※感想、レビューは大歓迎です。 ※ポイント評価して頂ける場合は、下部の★をポチッとお願いします。 ※あくまでスチームパンク(空想科学&オカルト)風なので、ツッコミはお手柔らかにして頂けると幸いです。
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