聖賢者の騎士 いじめられ泥水をすすって生きてきた僕が最強の魔法騎士になると言うとみんなドッと笑った。でも僕が剣を振ると……。
最終更新:2021/7/15
作品紹介
「なぜ、この子が死ななければいけないんだ!」王様と聖女の双子の弟として生まれたテルは、闇の賢者と同じ魔力があると言われ生まれた直後に『殺される』運命にあった。 聖女である母親が身代わりをつくることで、無事に逃げることができたが、義母が見つからないように選んだ先はこの国の底辺の街ボットムだった。 10年後、ボットムで育った主人公のテルは、まわりの人間たちからもいじめられ、はぶかれていた。 人生に楽しいことなんてないと思っていた。 『何で生きているのかと聞かれたら、死んでいないからとしかいいようがない』 希望も何もない人生だった。 そんなある日、川の中で倒れている騎士ノエルを助ける。 ノエルは王様殺しを疑われ、追われている騎士だった。 ノエルからお礼として剣術を習うことになるが、そこでテルには教えることがないと言われる。 今まで知らなかった自分の才能に気づいたテルは、騎士団の募集に応募することになった。まわりから批判され、馬鹿にされていたテルが魔法騎士になると言うと、まわりの人間たちは馬鹿にしたように笑った。だが、そこでテルが剣を振ると……。 テルはたくさんの困難に出会いながらも、それを乗り越えていく。 その途中で出会う、妖精やシスターなど仲間に恵まれる反面、その国の中では陰謀が渦巻き……。 生き別れた双子の兄や、闇の魔法使いとの因縁。底辺で育った元王子は自分の本当の夢を知り、やがて自分を殺そうとした国の救世主になっていくことになる。
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