作:どまどま@チートコード操作 書籍化&コミカライズ
防具を着れないからと追放されたけど、当たらなければどうということはない。美少女に溺愛されて辺境で楽しく暮らす。「ギルドがピンチだから戻ってきて? タゲが分散してノーダメできないだろ、いい加減にしろ!」
最終更新:2020/11/5
作品紹介
中堅冒険者、ヴェルス・イアードには呪いがあった。 それすなわち――最弱防具以上の防具を身につけることができない呪いだ。 だから冒険者7年目にして、いまだ最低ランクのEランク冒険者だった。 だが――その実、ヴェルスは最強の冒険者でもあった。 なぜなら、前世において《闘神》とまで呼ばれ、多くの尊敬と恐怖を集めた人物だからである。 防具を着れない呪いも、実は前世のヴェルスがみずから望んだもの。 ――裸ノーダメージ完封は男のロマン。 異論は認めない。以上―― だが、現代の冒険者ギルドではヴェルスの凄さに気づける者はおらず。 あろうことか、防具を着れないヴェルスを無能扱いしていた。 しかもヴェルスの成果を横取りしたうえで、ギルドから追放してしまうのだった。 一方のヴェルスは、転生する際、神に「ギリギリの戦いがロマンだから! チートとかいらないから!」と言ったにも関わらず、追放後からありとあらゆるチート能力を授けられてしまっていた。 他方で冒険者ギルドは、ヴェルスを失ったことによる損失に後から気づき…… 「え、戻ってほしい? パーティ組んだらタゲが分散してノーダメージがしづらいだろ、いい加減にしろ!」 「き、消えてくれ! 俺(のチート)が暴発する前に……!」 これは、裸ノーダメージ完封に夢を抱く男が、無自覚にチートを発動して無双するお話。
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