反攻のレジェンドキラー
最終更新:2020/7/23
作品紹介
魔王と勇者が、剣と魔法であまたの激闘を繰り広げてから1300年。 道具が進化し、魔法が消えてなくなった世界で、レナード・フットは『世界を統べる国』と呼ばれた大国、アラス王国の第二王子として生まれ育った。 花や動物を愛する心優しい姿から『微笑みの天使』と呼ばれていた彼も、王族のしきたりによって17歳の時に初陣を迎えた。 初陣といっても形だけのもので、ただ本陣で座っていればいいだけのはずだったのだ。 しかし霧深い中、レナードは味方の裏切りにあい、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。 周囲を敵兵に囲まれる中、レナードの体が黒い炎に包まれた。 「座したままで貴様らを葬ってやろう。【いにしえの禁呪】でな――」 普段の温和な彼からは想像もつかないようなおどろおどろしい声と不気味な笑み。 なんとレナードの前世は、数々の勇者たちを返り討ちにしてきたことから『レジェンド・キラー』と呼ばれた最強魔王。 しかも封印されたはずの『いにしえの禁呪』と呼ばれる強力な魔法を覚えたまま、生まれ変わっていたのである。 彼の『力』を利用して世界を操ろうとしている『真の黒幕』の存在とは――。 どんでん返しが好きな全ての人に贈る、異世界を舞台にしたミステリー。
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