一太刀につき金貨一枚　～守銭奴の剣聖は勇者パーティーを追放されたので気ままに生きることにした～

剣聖リゼンは最強の力を持っている。 しかし、彼は筋金入りの守銭奴だった。 正義感では決して動かず、契約に基づいて戦闘を行う。 そんなリゼンの代名詞とも言えるのが『一太刀につき金貨一枚』の契約条件だった。 彼が剣を振るうたびに金貨一枚の支払いが発生する。 必然的に法外な額となるため、リゼンを雇う者は滅多にいない。 ある日、魔王討伐パーティーに参加していた彼は追放勧告を受ける。 契約条件に納得できない勇者達が決定したのだった。 支払いがない時のリゼンは何もしないため、役立たずの烙印を押されてしまったのである。 追放されたリゼンは開き直って旅を始めた。 自由な身分となった彼は、新たな契約を求める。 守銭奴の剣聖は、やがて世界全土に波及する活躍を見せるのであった。 ◆ ◆ ◆ 以下はコンテスト用のあらすじです。完結までの内容を記していますのでご注意ください。 ◆ ◆ ◆ 筋金入りの守銭奴であるリゼンは『一太刀につき金貨一枚』という契約でどんな依頼でも請け負う剣聖だった。 ある日、魔王討伐パーティに参加していた彼は追放勧告を受ける。 高額すぎる請求を支払えないために、リゼンは何もしない役立たずという扱いとなっていた。 自由の身となったリゼンは、新たな契約を求めて旅を始める。 魔王やハイエルフといった存在と邂逅し、彼らの要求を契約を以て解決する。 やがて勇者パーティとも再会し、魔族との戦いを経て関係を修復する。 その後、リゼンは勇者パーティが窮地に陥ったことを知る。 救助に向かったリゼンは、魔神が率いる魔導国との戦争に巻き込まれる。 リゼンは道中で入手した聖剣と崩剣を勇者に渡すと、共闘して魔神を滅して平和を取り戻す。 二年後、観光地でくつろぐリゼンは、蘇った改心した魔神と共に新たな敵と対峙していた。 リゼンは究極の剣術を求めて戦い続ける。