お姉ちゃんは可愛い妹のためなら勇者になれる
最終更新:2021/1/14
作品紹介
「…ジュリア。」 「ええ、わかってますわ。…考えてみれば当然だったのかもしれませんわね。」 元冒険者にして元隣国の王子だった夫は、口数こそ少ないが私をよく補佐してくれる。だが、そんな彼でもこの事態は読めなかったのだろう。いつもの無表情が固くなっている。 「勇者が二人いるなら、魔王だって二人いてもおかしくありませんでしたのに。」 失態を悔いるには、時間が足りない。 これは恋を失った護衛騎士と、その親友が綴る最後の物語。
評価・レビュー
まだレビューはありません。