勇者の証である『聖痕』が発現しなかった俺、パーティーを追放される ~今更助けを求めてももう遅い。独りでも勇者を目指して頑張ります~
最終更新:2021/1/9
作品紹介
魔物との戦争が熾烈を極める時代。 アルト・コルネットは、魔物を滅ぼし世界を平和にするという夢のため、研鑽を重ねていた。 勇者の証である『聖痕』に選ばれるのは、間違いなく彼だと口を揃えて言われるほどに。 だが『聖痕』が選んだのは、アルトでなく同じパーティーに属するキース。 聖痕が出なかったアルトは、守るべき人々からは見放され、仲間からは追放されてしまう。 パーティーからも、国からも追われる立場になったアルトは勇者になることを諦め、世話になった人の元へ帰ることを決意する。 ここでのんびり余生を過ごそう。 決心を胸に。 されどどこかで、やりきれない思いがアルトの中には存在していた。 「俺が本当になりたかった勇者は――」 これは勇者と認めてもらえなかった最強の男が、それでも勇者を目指し続ける物語。
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