生まれた直後に捨てられたけど、前世が大賢者だったので余裕で生きてます
最終更新:2024/4/26
作品紹介
魔法の名門ブレイゼル家に生まれた赤子は、魔法適性値の低さから、魔境の森の近くに捨てられてしまう。ほんの乳飲み子が、危険な魔境に放置されて生きられるはずもない……と思いきや、 「あうあうわー(マジかー。転生した直後に捨てられたんだが)」 ――実はその赤子、前世が大賢者だった。 赤子ながら魔境の森を余裕で生き延びた彼は、前世で使っていた愛杖リントヴルムをお供に森を出ると、自由を求めて冒険者として生きることに。 「やっぱり冒険者だよな、うん。気楽だし」 『生後たった二か月の赤子が、冒険者登録できるとでもお思いですか、マスター?』 「大丈夫だろ。ちゃんと喋れるんだし」 『……そういう問題ではないです。マスターはもっと常識を学ぶべきでは?』 やがて史上初の0歳児冒険者となった彼は、時に赤子らしく合法的にオギャりながら、周囲の度肝を抜き続けるのだった。 ※この作品はカクヨム、アルファポリスにも掲載しています。