死神伯爵の令嬢は断罪された悪女の髑髏を抱いて眠る
最終更新:2021/11/14
作品紹介
――その日、一人の女性が処刑された。 新聞はこぞってこの娘の処刑の事を書きたてた。 新聞は飛ぶように売れてゆき……、たちまちどこの店からも姿を消してしまう程の人気だったそうだ。 暫くの間王都周辺を騒がせた彼女の話題も、新しい話題にかき消されて流れ、そしてやがて誰も語らなくなった。 物語の始まりはそれから数か月後――。 片田舎に住む田舎貴族の長男オリヴィンは、三人もの姉に囲まれて育ったせいか男らしさとは縁遠い少年で『花好きの姫皇子』などと人々にはこっそり呼ばれている。 ある日オリヴィンは氷のように冷たい手をした少女、エーヴェに一目ぼれをした。 彼女は人々が『死神伯爵』と呼ぶ人物の娘らしい。 そんな折、遠方に旅に出ていた父が何者かに殺されたという報せが入る。 父の葬儀に現れた怪しい人物、そして突然降って湧いた多額の借金と借用書。 あわやという所で助けてくれたのは、なんとかの『死神伯爵』だった。 真犯人を探すために『死神伯爵』と協力することになったオリヴィン。 果たして父を罠にかけたのは誰なのか。 父の死の真相と、その裏で暗躍する謎の人物の存在と。 やがてその先には 物語の前半はオリヴィンの仇討ち、後半からはヒロインと『死神伯爵』を巻き込んで物語が進展していきます。 ☆当初恋愛を書くつもりだったのでほんのり恋愛要素がほんのり含まれています。 ☆最後まで書き終えてから投稿しています。多少加筆修正予定ですが大体17万文字前後です。 ☆毎日投稿予定。 ☆19世紀くらいのイメージで書いてますが、割と適当なところもあります。(あと断頭台もある) ☆エブリスタ、アルファポリスでも投稿してます。
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