見習女神に呼び出された俺が強引に異世界救済を頼まれた件について
最終更新:2020/9/23
作品紹介
世の中には理不尽なことがいくらでもある。 俺の生まれた世界の人間が真魔獣と呼ばれる化け物に食われて滅ぼされかけている事や、食うだけに飽き足らないこいつらの嗜虐的な捕食行動など枚挙にいとまがない。 俺の世界の男女の魔力格差や、扱いなんかも相当に理不尽なものだ。 この理不尽極まりない世界で、この俺鏡原師狼は毎度毎度、面倒事に巻き込まれる事には事欠かなかったが、今回のこれは今までの中でも飛び切りおかしな状況だ。 夏休み初日に久しぶりの自由を満喫しようと寝ていたら、いきなり見た事も無い場所に呼び出されて目の前にいるのは自称女神で、要件はある世界を救ってくれときたもんだ。 俺が世界を救える勇者? 確かにそこいらの奴よりは強いだろうが、俺の事を勝手に勇者とか言われても困るんだがな。 大体こいつが女神だっていうなら、先に救ってほしいのは俺の住んでる世界の方だっての。
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