異世界動物記 ‐あるいは、もう出会えない君たちへ‐
最終更新:2019/5/12
作品紹介
由緒正しき皇帝一族の第三皇子エルドは、兄の持っている剥製を模写することを趣味とする一方で、時折城を抜け出しては、大衆の中に「群れる」ことで安堵感を抱いてきた。 ある時、兄弟の政争に端を発するクーデターに巻き込まれ、故国からの亡命を始める。逃亡の最中、彼は幼い頃から時折見続けてきた白昼夢から、前世の記憶を思い出していく。 逃亡の緊張感と恐怖、そして未知の外界に溢れる動物たち、魔法生物たち。さらに未知の集落、都市で出会う人々の暮らしと、動物達とのかかわり。彼はそれを絵として描き止めていく。 文明化の波と異端入り乱れる野生の間で揺れ動く、「動物記」ファンタジー。
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