涼国賢妃伝 ~路傍の花でも、花は花~
最終更新:2018/1/25
作品紹介
第5回角川文庫キャラクター小説大賞最終候補作。 大幅に改稿、また『王妃さまのご衣裳係 路傍の花は後宮に咲く』と改題のうえ、 2021年8月24日に角川文庫さまより刊行されました。 また、2022年4月に同レーベルより 『王妃さまのご衣裳係2 友愛の花は後宮に輝く』が発売されました。 そちらもご一読を賜れば幸甚です。 [あらすじ] 涼国の没落貴族の娘・鄭鈴玉(てい・りんぎょく)は、貧窮にあえぐ家門を再興させようと大志を抱き、女官見習いとして後宮に入る。 しかし生来の真っすぐな気性が災いし、何をやっても失敗ばかりで不出来な女官と烙印を押されてしまう。 そんな彼女がよりによって、「路傍の花のごとき」つつましやかな王妃さまの御殿づきに? そして、ひょんなことから彼女の持っていたスタイリストとしての能力が花開き、 やがてそれは後宮を揺るがす事態に――? 周りを巻き込みながらも運命を切り開くひとりの少女を描いた、後宮青春物語。 書籍化にあたって序盤と終盤を特に大きく改稿し 展開とキャラクターのテコ入れも図っておりますが、 全体的な雰囲気は変わりません。 ただ、物語の着地点はカクヨム版と書籍版では全く違っておりますので、 どちらもお目通しいただければ幸いです。 なお、2本の外伝も用意してありますので、そちらもぜひご一読ください。 ・本編の登場人物である主上と劉星衛(りゅう・せいえい)を中心にした外伝「流れる星は暁に抱かれ」 本編よりこちらを先に読むことも可能です ・鈴玉の同輩である杜香菱(と・こうりょう)を主人公とした「君は春の歌を知らずや」 本編読了後の閲覧を推奨します 本作はオリエンタル大河ファンタジー「烏翠国物語」シリーズと連続した世界観ですが、全くの独立作品として読むことができます。
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