貧乏剣士と成長する魔剣〜魔剣に呪われた俺。A級パーティーからダンジョンに置き去りにされる。奴らは俺の預金通帳まで奪った。なるほど、この魔剣はレベルが上がるのか。お前達、首を洗って待ってろよ〜
最終更新:2021/11/7
作品紹介
貧乏剣士のゼロ・バンカーは仲間想い。 盗賊のリーダー、デオックのパーティーに所属していた。 仲間達は犯罪歴のある極悪人ばかり。そんな悪い仲間でも、貧乏な自分を拾ってくれた恩義を感じて、慕っていた。 朝ごはんを作ったり、マッサージをしたり、健康管理までする。 いつしか、仲間達を愛し、充実した毎日になっていた。 ある日、リーダーのデオックはお宝を求めてS級ダンジョンに入ると言い出した。 いつものように綿密な計画を立てるゼロ。仲間はそんなゼロを煙たがった。 ダンジョンに入ると禍々しいオーラを放つ魔剣を発見。うっかり握ってしまったゼロは呪われてしまう。 解呪の方法を模索するも、仲間達はチャンスとばかり、ゼロを斬りつけた。 ゼロのお節介が、仲間の中では不評だったのだ。 深手を負ったゼロは仲間の攻撃に耐えきれず深いダンジョンの底へと落ちてしまう。 その時、大事にしていた銀行の通帳を仲間達に奪われてしまった。 絶望するゼロだったが、魔剣でモンスターを倒すと声が響いた。 「てれてれってれーー!! レベルが2になりました。スキル| 炎攻撃剣《ファイヤーブレード》を取得しました」 やがて、魔剣は人化のスキルを覚えて美少女に変身。 女っ気のないゼロは胸のドキドキが止まらなかった。 しかし、呑気にはしてられない。 仲間への復讐を誓い、成長する魔剣と共にダンジョン脱出を模索するのだった。 「必ず通帳を取り戻す!! 首を洗って待ってろよおお!!」 一方、ゼロがいなくなったデオックのパーティーは、どんなクエストに挑戦しても失敗ばかり。 毎日、賞金稼ぎに追われるのだった。 なんで今頃、命を狙われるんだ?? 実は、デオック達が知らない所でゼロが賞金稼ぎを追っ払っていたのだった!! 貧乏剣士が復讐を果たす冒険譚!! *物語は書き終えておりますので完結保証済み。 終盤にざまぁラッシュあり! 全てがスッキリ片付きます。 ぜひ、ブクマしてお見逃しなく。
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