突如出現したダンジョンから魔物が出てきたので返り討ちにします
最終更新:2022/9/30
作品紹介
未だダンジョンや魔石の存在が人々には周知されていない現代。冒険者たちは人知れず、ダンジョンに潜り魔物と戦い、魔石を収集していた。 ごく普通の大学生に過ぎなかった国東幹典も、ある日突然冒険者に選ばれた一人だ。突如出現するダンジョンに誘われる幹典は、愛用の鉄アレイとスキルを駆使し、魔物を倒していく。 そんな彼がダンジョンで出会ったのが、同じく冒険者である棗咲希だ。彼女は幹典に対して、共に行動することを提案する。冒険者のことなど何一つわからないうえ、ダンジョン攻略に必須である魔道具も持っていない幹典にとって、それは願ってもないことだった。 魔道具を手に入れるまでという条件付きで咲希との共闘を始めた幹典。しかし咲希には秘密があった。彼女は己のうちに魔神を宿す「魔神憑き」だったのだ。もし暴走すれば、街にも大きな被害が出るという。そのため同業の冒険者からも危険視されるようになった咲希は、冒険者組合から命を狙われることとなる。 中でも冒険者組合西東京支部長の久瀬剛毅はSS級の冒険者だ。幹典は咲希をかばうため久瀬に立ち向かうも、強大な久瀬の前になすすべなく倒れ、咲希も殺されたかに見えた。失意に打ちひしがれる幹典にとどめを刺そうとする久瀬。そんな彼の強硬を止めたのは、魔神の力で蘇った咲希だった。咲希に憑いている魔神が「冥府の魔神」であることに気づいた久瀬は、幹典と咲希の処遇を保留とし、その場を立ち去った。 その後、幹典は魔道具を手に入れる。咲希との共闘は魔道具を手に入れるまでという約束だったが、その後も仲間として共に行動していくことを告げた。
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