アングハリ ー人と亜人と精霊の話ー
最終更新:2019/8/4
作品紹介
精霊と共に人々が暮らす村、バランガ。 山奥であるため外との交流はなく、少年ジンも「外」を知らずに育った。 ある日、ジンは成人の儀式《 マタンダ・セレモ》の最中に、青い炎を操る能力を手に入れる。 精霊の加護を受けたと村中が騒ぎになったが、奇跡に浮かれるのもつかの間、ある夜、村に亜人が現れた。 亜人は人間と獣を混ぜたような姿をしていた。 彼らは村の外をこう語る。 ここはバサ皇国。 天上人《亜人》のための国だ、と。 すべての人間は天上人《亜人》の奴隷。 死ぬまで働かねばならないのだ、と。 天上人《亜人》は人間狩りを始める。 村人が次々と殺される中、ジンは幼馴染を犠牲にして生き延びる。 そして、彼は初めて村の「外」を目撃するのだった。 ----- 2019/01/05 第一部を大幅に改稿しました。ただし、大筋は変わっていません。
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