ある日を境に変容した九州、始まりは些細な異常だった。 流行性の感染症が落ち着いたはずの世界。 突如として現れた絶望の病。 人が人を喰らい悍ましい連鎖が幾重にも絡みつく。 いずれ人は死ぬ、すべてのモノは等しく死ぬ。 両手ですくった砂は少しずつ零れ落ちるだろう。 祖父母、両親、兄弟、友人、恋人、仕事、居場所、目標、矜持、生活、想像、文明、時間・・・ それらは大事な物から消えていく。 一握の砂だけがすべてになる。 握った掌に残るものは望む結果だったのか。 零れ落ちる最後の瞬間をキャンプと登山が趣味の、アラサー男の視点で追った物語。 すみません。ちょいちょいサイレントに加筆修正してます。設定に関わる部分は触らないです。
更新:2022/7/22
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