英雄墓地の最強騎士　～国立墓地を警備していた軍人の俺、戦死して転生したら才能を認められてまた同じ仕事をするチャンスを得ました～

　滅びの足音が直ぐそこまで迫る合衆国首都。いつもならば陸軍省が管理する国立墓地の警備をしている俺も、首都防衛戦に参加し絶望的な戦いをしていた。最後の力を振り絞り突撃した俺だが、最期はあっけなく戦車砲の餌食に。そして目が覚めたら―― 　異世界にある辺境の村に『アクイラ・イラストリアス』として転生しちゃってました！？ 　前世程ハイテク差を感じないこの中世チックな世界には魔法と言う概念が存在して、本当にファンタジーの世界みたいだ。――え？　エルフ？　ドワーフ？　獣人？　ドラゴンまで！？ 　時は過ぎ、転生してから十二年。親友のカストールに魔法を教わりながら楽しく生活していたある日、俺に転機が訪れた。俺を訪ねて来た人物から受け取った書状にはこう書かれている。 ――『貴殿を、英雄墓地の守護者候補として王都へ招聘する』―― 「おいおい、マジかよ……」 　前世で完遂できなかったこの大役、二度目の人生でやり遂げて見せる！　そんな意気込みと共に俺は一路王都へ向かった。 ――あ、カストールにお別れするの忘れてた！ 　剣と魔法の世界で繰り広げられる、異世界ファンタジー！ 　※この作品と同じものが、『カクヨム』様にも投稿されています。