始まりは遥か昔。 山間のある村での出来事だった。 貧しい農村。幼い弟の為、村長へ身体を与える兄。しかし、誰よりも守りたかった弟は、流行病にかかり呆気無く死んでしまった。悲嘆に暮れた兄は弟の亡骸を抱え、村はずれに住む、呪い師(まじないし)の老婆の元を訪ねる。 「弟を生き返らせる方法はないか。あるのならば教えて欲しい」と懇願する兄へ、老婆は「復活の儀式ならできる」と告げた。 兄は藁をも掴む思いで老婆の言う儀式を行った。 そしてひたすら待った。気の遠くなるような長い年月を。 弟にふたたび逢える時まで――。 *書籍発売の為試し読みになっております。
更新:2021/10/14
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