今日もいつものように機械をいじっていると、見知らぬ廃墟にいた。 あたりを見渡せば愛用の工具箱が置いてあった。廃墟には器械の残骸がたくさんあった。これはこれは、修理(解体)しがいがある。これらがあれば、ここがどこだろうと僕は文句はなかった。 工具箱に忍ばせていた愛読書の『図解 古代・中世の機械技術』と愛用の工具を片手に、自動販売機(硝子魚や魚ジュースが出てくる)を製作し、それを近くの村に設置した。そして、風車を復元するなど、異世界ライフを楽しんでいたら、神の神殿にある「神の器械」を直して欲しいと頼まれた。 そして……壊れ動かなくなっていた運命の歯車が、動き出した。 「機械好き人間(地球人)」と「土偶っぽい形の器械人形(修理品)」が、「埴輪っぽい形の硝子人間(現地人)」の住む世界の危機(機器)を救う!
更新:2012/10/25
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