『むかーしむかし、あるところに、美しい女王様がおりました。女王様は毎日魔法の鏡に向かって「世界で一番美しいのはだれ?」と訪ねました。鏡は答えます。 「それは女王様です」 しかし、彼女の義理の娘である姫が十六歳を迎えた日、女王様は鏡に尋ねました。 「世界で一番美しいのはだれ?」鏡は答えました。 「それは姫様です」 女王様は怒りました。それから姫に嫌がらせを行い、しまいには森へ追放してしまったのです。彼女の護衛騎士に姫を殺すように命じて。そして姫は悲しみながら森に入っていったのです……』 「……ってありえないわっっ!!」 これはある目的のために城を離れた姫と、娘を想う継母、そして森で出会った王子様に捕まってしまうお話です。 マジで悲劇要素ゼロです。ゆる〜く読めます。
更新:2018/8/7
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