「さて問題は、この世界がなんの乙女ゲームなのかが、さっぱりちっとも分からないことよね!」 なんせ私、乙女ゲーばかりしている前世でした。 有名どころからドマイナーまで幅広くやりすぎて、もうなにがなにやら分からない。 まあでも新お父様と話した感じだと、魔法が使える貴族は学園に通うらしいから、きっとそこが乙女ゲームの舞台なはず! そして、悪役令嬢に意地悪されたりしつつも、聖女的な光の魔力でいい感じに主人公っぽくなって、素敵な王子様とか、闇を抱えた公爵様とか、人間のふりした魔王様とかを夢中にさせて、大恋愛の末に卒業してからのハッピーエンドになるのかもー。デュフ!デュフデュフ! だが、そうは問屋が卸さないのだ。
更新:2020/9/5
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