私にはいつまでも忘れ得ない、わだかまりと言っていいものが、ひとつだけある。それを清浄にすることは、生涯ないのだと思っていた。それは祖母が亡くなった日の、病室でのできごと。 ✳︎✳︎✳︎ ある日、新聞の読者投稿欄に目を留めた「私」。そこには一生抱えて生きていくのだと思っていたそのわだかまりを揺さぶる、ひとつの投稿があった。 ✳︎✳︎✳︎ お読みいただければ、幸いです。
更新:2020/6/18
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赤木駿と淳は血の繋がってない兄弟。駿は父真一の淳は母多恵の連れ子として、真一と多恵が再婚し兄弟となった。表面上、二人は喧嘩もなく仲の良い兄弟だが、心の中ではお互い嫌い憎しみ合っていた。運命の十一月五日、駿は飛行機事故、淳は自動車事故で、二人は奇しくも同じ病院の隣り合った手術室に運ばれる。そこで二人は幽体離脱して、二人は三十四年前の世界へタイムトリップ。そこには駿を連れた真一と淳を連れた多恵が再婚した時代であった。過去に戻って力を合わせ二人で生き抜く内に、心の中にわだかまりを持っていた自分に気付くハートフルストーリー。
更新:2008/8/25
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