二〇一七年春――。都内の大学院に通うボブズは世界最高峰のIT企業であるナップル社が嫌いだった。ナップル社が提供する純正の腕時計を日々さんざん馬鹿にしていた。しかし新生活スタートキャンペーンとして無料配布されていた腕時計型ウェアラブルデバイス「ナップルウォッチ」をちゃっかり手に入れてしまった日から、ボブズの人生の歯車が狂い始めた。それは決して腕時計によくある歯車式のムーブメントがナップルウォッチに内蔵されていないからではない。なんかもうちょっとこう、地球的、世界的、大きな流れ的、都市伝説的で陰謀論的な何かだった。※なお実在の企業や商品には一切関係ございません。
更新:2017/8/21
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