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タグ:ダンジョン=迷宮
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書籍化
コミカライズ
作:A-RYO
「第十一王子、レオ・ヴェルナー・ヴェックマン。人心を惑わし王位継承に無用の混乱を招いた罪で、国外永久追放とする」 もちろん、レオは無実だった。レオの人気を恐れた王太子の側近が罪をでっち上げたのだ。 母譲りの美貌と人なっこい性格、なによりも勤勉で謙虚な姿勢。 そのすべての美徳によって軍部からも民からも廷臣からも、果ては召使いや奴隷からさえも好かれた王子は、結果として故国から永久に追放されることになった。 「レオ様。私はどこまででもお供いたします。たとえ火の中、水の中、ベッドの中であっても!」 「……ベッド?」 「いえ、取り乱しました」 流浪の身になったレオは、献身的に付き従ってくれた元魔法教師のイルザとともに、”迷宮”を目指した。 巨大独立組織、”迷宮管理局”のお膝元、ハインスボーン。 食い詰めた「ワケアリ」が集う街にして、”大入口”を抱える世界最大の迷宮都市。 管理局に登録を済ませ、迷宮冒険者となったレオは、新たな夢に向かって邁進をはじめる。 人の上に立つものとしての天稟を持つレオの周囲には、あっという間に人が集まり、仲間が集まる。レオの名は、瞬く間にハインスボーンのあこがれの的になった。 生まれついての人気者は、こうして輝かしい第二の人生をスタートさせる――。 一方、レオの追放によって人心を失った王国からは、優秀な人材の流出が止まらない。 没落の一途をたどる王家において、王太子テオドアは頭を抱える日々を過ごすのだった。
更新:2021/7/4
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