エミリア=フィル=ザルブベイルは牢獄の中にいた。 外から聞こえてくる歓声は自分の両親、兄の処刑が執行された事を示していた。 ザルブベイル家はフィルドメルク帝国において皇室につぐ名家であったが、政敵に陥れられ無実の罪で一族もろとも処刑されることになったのだ。 最後に残ったエミリアは皇太子アルトスの婚約者であったがそこには例外はない。むしろ皇太子アルトスの稚拙な婚約破棄を政敵が利用したのである。 家族、一族が次々と処刑され絶望にそまる中にあってもエミリアは静かに処刑を心待ちにしていた。 すべてはこの国に報復するために…… * * * 婚約破棄モノを書いてみようとなったらなぜかこうなってしまいました。長くかかりませんのでよろしくおつきあいください。
更新:2019/3/31
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