没落伯爵家の令嬢リリアは、公爵家でメイドとして働いていた。 ある日公爵家に小さな男の子が引き取られてくる。その子、ジェラルドは公爵が跡取りにするために連れてきた妾の子供だった。複雑な立場から公爵夫人や姉妹、使用人たちに冷たい態度を取られるジェラルド。リリアはそんなジェラルドが気にかかってならず、何かと構い倒す。 月日が経つとジェラルドはすっかり立派に成長し、ご令嬢たちからは氷の貴公子と呼ばれるようになっていた。 それを微笑ましく見ているリリアだったが、ジェラルドは令嬢たちには一切目を向けず、しょっちゅうリリアの部屋に来ては彼女を褒めたり、贈り物をしたりといったことばかりしている。坊ちゃんの行動が理解できないリリアだが……。 ◆短めのお話しです
更新:2022/12/29
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。