夏の夜。神域とされる山の頂で、あやかし・烏天狗の「烏」は、親族の祝言に招かれていた。 が、少し様子がおかしい。 到着早々ふんだんに酒が振る舞われ、なかには絡んでくる輩も。 あわや、酔客と喧嘩になりかけたとき。 「失礼。ここに我が同胞、一の杜(もり)の総領息子どのはおらぬか」 黒翼の羽ばたきも涼やかに、会場に舞い降りた兄貴分から尋ねられ── どうやら、問題があったのは人の子の花嫁と烏天狗の花婿らしい。 どさくさに紛れて烏に託された、重大な頼みごととは? ※全六話、約12000字の短いお話です。 ※便宜上シリーズで括りましたが、単独でどうぞ。 ※一話めの冒頭と後書きにイラストがあります。表示調整機能で画像のON/OFFをお選びください。
更新:2021/7/26
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。