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タグ:神槍
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コミカライズ
作:炎 立見
それは突然起こった。 いつものように大学を出たオレは、いつものように駅までの道を歩いて、いつものように何も考えないまま電車に乗り込んだ。 そして、いつものようにターミナル駅で乗り換えて、いつものように最寄りの駅で降りて、いつものように家に帰る道を歩いていた。 最寄りの駅からオレの家まではゆっくり歩いても10分もかからない。 ただ、一か所だけ何となくイヤな雰囲気を感じる場所があって、今日はそこを通る時にいつもとは明らかに違う嫌悪感が襲ってきた。 何がイヤなのか、どう違うのか、言葉では上手く言い表せないのだけど、とにかく今日に限ってどうしてもそこが怖くて堪らなかった。 そこというのは、明治維新の前から立っているという大きな教会なのだが、神に祈りを捧げるべき神聖な場所であるにもかかわらず、オレはそこが苦手だった。 異世界に強制転移させられたオレは、魔王を倒すという使命を与えられた。 勝手にそんなことをやらかしやがったヤツらの言うことなんか聞いてやるもんかと思っていたのだが、転移直後のオレを隷属させようとしやがった大男にムカっときたから一発殴ってやったら気絶しやがった。 勇者だと国王に紹介された時に名乗った偽名が元で大岩に突き立っている槍を抜く羽目になるわ、それが原因でいきなり貴族にされるわ、展開が急すぎるだろ。 ただ、件の国の召喚術師は、目の覚めるような美少女だった。 少女は、国王に命じられた通りに対象を自分たちのフィールドに引っ張り込んだだけだった筈なのに、その男はいきなり非凡な力を見せつけたものだから…。 異世界に召喚されて好き勝手を繰り返す男の話です。 もの珍しくはないですが、作者の気ままに従ってどう転ぶか…。 チート、ハーレム、奴隷、魔王、クーデター、何でもありの話です、多分。
更新:2017/8/21
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