(感想です)
お人よしほど確かに損をする。自己中な人は、我を通そうとするから、得はするかも知れない。しかし、世の中はそんな単純には出来ていない。
それを食止めてくれるような人も存在する。なので、誰かだけが損し続けるというのは稀な環境だと言える。(周りの人間が総じて自分のことしか考えていないなど)
この物語は、少しホラーだ。初めは、何か無心をするような人につけられているのだろうか? と想像した。しかし途中で妻というワードが出てくるので、もしや主人公に想いを寄せている相手なのか? 不倫はいかーん! などと想像したりもした。結果は全然違うのだが。
書き方によって読者にいろんな想像をさせることができるのが小説の面白さであり、どれだけ読者を騙し驚かせるかという部分が書く楽しさであり面白さなのではないだろうか?
人によってどんな想像をするか違う物語だと思う。
ひやひやしたり、青ざめたり、にっこりしたり。とても楽しませていただきました。
是非あなたもお手に取られてみませんか?
おススメです。
登録:2021/9/11 05:48
更新:2021/9/11 05:51