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君のおっぱいになりたい

変身

 幼なじみの少女に対して恋心を抱く少年が、彼女の幸せを願っておとなしく身を引くついでに物理的に彼女の胸になるお話。  青春恋愛劇、あるいは古き良きラブコメといった趣のお話です。なんでもありの圧倒的強者タイプの主人公が多い昨今、こういう無個性受け身タイプの主人公というのは久々に見たかもしれません……と思ったけどタグにある「BBS」「NTR」ジャンルとしてはむしろ現役なのかも。  なかなかに絶妙なキャラクター造形だと思います。実際には全然無個性でもないというか、しれっととんでもない異能を発揮しているので。いやなんですかおっぱいになるって。どういうこと?(混乱)  独特な雰囲気のコメディです。シュールというのか、いろいろぶっ飛んだ設定のお話でした。基本的にはシリアスっぽい感じの場面が続いて、でもそれがどうしようもなくおかしいというか、ヒロインの謎の適応力の高さがじわじわきます。さらにはちょっとネタバレになるのですが、主人公がさくっと元の姿に戻った瞬間もうダメでした。いや戻れたの!? そんな自由自在に!? という、まったく警戒していなかった方向からいきなり飛んできた強烈なフック。なにこれ強い……。  あとこれはわりと個人的というか本当にどうでもいいことというかむしろ懺悔に近いものがある感想なのですが、一瞬頭の中にドカベンが浮かんできました(すみません)。そこ含め、総じて脳内にほどよく混沌を呼び起こしてくれる作品でした。

5.0
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和田島イサキ

雨に紛れて、非情に無上

物語の入り口に剥き出しのまま置かれた核心の異質さ

 雨の中の凶行と、同日に誕生日を迎えた少年とその友達の日常のお話。  ジャンルとしては『現代ドラマ』、事実高校生ふたりの交流を軸とした物語なのですが、しかしその割にはというかもう明らかに異質なのが冒頭の一幕。雨の早朝、凄惨な殺人事件の場面から始まり、その詳細を明かさず宙吊りにしたまま学校生活の場面になだれ込んでいくという、ある種サイコスリラーやサスペンス的な風合いの作品でした。  かなりネタバレ気味の感想になってしまうのですが、結局最後の最後まで、詳細な背景については一切語られないところが好きです。一応、直接的な動機であるところの『なぜ』は書かれているのですが、しかしその回答は一般的な感覚では到底共感できるようなものではなく、つまりその答えに至るまでのさらなる『なぜ』があってもよさそうなところ、しかし一切見当たらない。その〝一切〟が素敵でした。  説明の必要がないのは、それが当たり前のことだから。つまりは『それはそういうものだから』と結論づけてしまう、このあまりにも冷たく絶対的な断絶。ずっと一緒に過ごしてきた見慣れた隣人の、その笑顔のすぐ裏に潜んでいるかもしれない、理解不能の別の生き物。そこに感じる恐ろしさはしかし、そのまま自戒となって我が身に跳ね返ってきます。  本来、人間とはひとりひとりがまったく別の生き物、まして精神は目に見えるものでもないのに、でも他人が〝理解できない〟ことがこんなにも恐ろしい。無意識のうちに自分と同じであることを他者に強要してしまう、それだけならまだ良かったのですが。これまで作中で散々見てきた彼の印象、勝手に思い描いた理想の彼の通りでなかったことに、言いようのない不満を抱いてしまう。そんな自分の中の身勝手さに、改めて気づかされたような気分です。

5.0
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和田島イサキ

今にも流されてしまいそうな橋の上で

タグの欄に威風堂々鎮座する「言葉遊び」の力強さ

 なんらかの『皮』を被り人間に擬態する人ならざる何者かと、その友人との対話劇。  すごいものを見ました。タグの「言葉遊び」というのはまさにその通りなのですが、でも「言葉遊び」という語の持つ軽いイメージとは全然かけ離れているというか、遊んでません。ガチです。  といっても、序盤から終盤手前までにかけてはまだまだそんなでもないというか、しっかり物語しながらの(した上での)それであって、実はまだ本気の半分も出してません。例えば主人公は生来音のない世界に生きており、ゆえにその語彙には擬音語と擬声語が存在せず、代わりに擬態語のみがあるという、その設定がそのまま本文に影響する(一人称体で書かれているため)という制約。加えてそもそもこの擬態語というのが、このお話のテーマである『擬態』から来ている、というところ。こうして説明してしまうとなんだか凄みが霞んで見えてしまいますが、でもこれが流れるストーリーの中で自然にこなされているという、その独特の迫力はどうにも伝えようがないのでぜひとも本文で味わってもらいたいです。  が、先述の通りこのあたりは所詮前座のようなもの、本当の「言葉遊び」の恐ろしさはやはり最終盤です。  堰を切ったか、あるいは容量の限界を超えて一気に溢れ出したかのような、その瞬間の強烈な爽快感。作品そのもののプライオリティが逆転し、言葉遊びが物語を上から支配してしまうようになる、その転回とその先の振り切り具合。文字通りの飛躍が、決してあり得るはずのない主客の転倒が、でも理屈でなく脳の芯の方で納得できてしまう、その恐ろしいまでの酩酊感。すごいです。なにがなんだかわからないというか、こんな読書体験は初めてでした。

5.0
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和田島イサキ

空蝉

(説明できないのでレビューではなくほぼ感想です)

 アリの巣にサイダー流し込んだりセミの死体蹴ったりする少年と過ごした夏のお話。  面白かった、というかとてもよかったのですけれど、何がどう、と言われるとなかなか言葉にできません。なんで面白いんだろう? 正直、まったくレビューになってないのですが、なんだかいてもたってもいられないので書きました。  説明文に「こむら川2作目」とある通り、競作の企画に出すために書き下ろされた作品で、その企画の共通のお題として『擬態』というテーマがありました(したがって、この作品も『擬態』というテーマを意識して書かれた作品ということになります)。そのお題に対してものすごく誠実に書かれた回答というか、『擬態』という要素をこれ以上ないほど綺麗に消化した作品だと思いました。  実は個人的な読み方の姿勢として、こういう事前に指定されたテーマ等はあえてあまり意識しないようにして読む方なのですが、それでも無理矢理振り向かされたような感じです。ここまでされるとさすがに、的な。  あと文章が好きです。冒頭の一文からもう「うまい……」ってなりました。なんでこんなにいいのかわからなくて、なんだか「畜生、魅力を感じてなどやるものか」と無意味に抵抗しながら読んだりしました(すみません)。いやだって、本当にいいのになんでかわかんない……話の内容に至ってはもう何をどう言えば? 刺さった、というかなんか胸の真ん中を裏側から硬い棒かなんかでグリグリ押されたみたいになりました。  最終盤の「川から引き上げられた彼の」から始まる段がクライマックスで、ここのぐわんとせり上がってくる感じがやっぱり一番好きなのですが、さらにそのあとの結びまでの処理、シュッとしめやかに締めるのではなくて『擬態』でもう一発かまして拓けてくるところがとても気持ち良かったです。もうレビューというよりはただの感想でした。

5.0
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和田島イサキ

きみをさがして

深く染み入るような結びの一撃

 至る所がゾンビで溢れる終末の世界、運悪くそのうちの一体となってしまった男性が、大切な妻の姿を求めて彷徨うお話。  ゾンビのお話です。ジャンルは現代ファンタジーとなっていますが(もちろん間違いではない)、書かれていることそのものはあくまで人間のドラマだと思います。  なんというか、効きました。読了した瞬間ズドンと一気に来るものがあって、でも具体的には一体なにがどう来たのか、うまく説明できる自信がないのが困ります。  この物語、意外な展開とか突飛なキャラクターとか、何か特別強烈な出来事があるわけではありません(たぶん)。いやゾンビだらけという状況は強烈といえばそうなのですけど、でも物語上のフックというか落差というか、そういう意味では本当になだらかな物語なんです。  お話の筋それ自体はこのレビュー冒頭、最初一行の要約の通り。しかもそれらはすべて読み始めてすぐに明かされる情報、その範囲を一歩も出ない形で収束して、にもかかわらず突然頭の上に落ちてくるこの巨大な質量の塊。ものすごいものを喰らわされました。真っ直ぐで平坦な道を、でも一歩一歩しっかり歩き通して、そのうちにいつの間にか積み上げられていた物語の、そのあまりの凶悪さ。いやむしろどうして結びの一文まで気づけなかったと、だってこれなら最初から見えてたはずなのに、と、しばらく口を開けたまま放心したくらいです。  本当に、ものすごく丁寧に書かれた小説だと思います。一文の長さとその読点による切り分け方、というか読点と句点の使い分けにより生まれるリズム、なによりその読みやすさがとても好きです。どことなく文学作品のそれを感じさせる文体。感覚や感情に肉薄せず、見た光景や事実の方にばかり寄せられるカメラ。でも食欲に関するところだけは別、という、この迂遠というか見えないところで情動の種が勝手に貯金されていく感覚!  たまりません。とても完成度の高い作品でした。やっぱり読後、最後の句点を読み終えた瞬間が最高に好きです。

5.0
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和田島イサキ

終末のフリークス

ゾンビひしめくショッピングモールで地獄のサバイバル

 ある日突然降ってきた隕石を皮切りに、人間がゾンビ化するようなった世界で、どうにかして生き抜こうとするひとりの男のお話。  ゾンビパニックもののホラー(あるいはSF)です。実はゾンビものはあまり詳しくないのですが、でもそんな自分でもなんとなくゾンビに求めちゃうことが全部詰まった、満足感たっぷりの立派なゾンビものでした。このゾンビなら休日に一緒に歩いてるとこ見られても全然恥ずかしくないというか、たぶん自慢できるやつです。人のゾンビにマウントをとっていこう。  主人公が好きです。より正確にはその主人公の魅力を余すところなく引き出してくれた、『Day1』(最初の一話目)が本当に好みでした。きっとストーリー的な側面から考えるとただの助走、あるいは準備体操みたいないわゆる「話の枕」そのものなんですが、ここに書かれている内容とその語り口だけですっぱりきっちり主人公のイメージが固まってしまう、というのは、その短さを考えるとなかなかとんでもないことだと今気づきました。特に語り口というか文体が好きです。独白調、それもどこか投げやりな短文の言い切り。書かれた文字自体の持つ情報でなく、その型から伝えられる情報の、その豊かさがもう心地いくらいです。  タブロイド紙の記者として、やりがいのない仕事を嫌々こなすだけの日々。このうらぶれ感というかやさぐれ感というか、擦れまくった投げやりな感じ。しかしいざ大惨事に見舞われても決してうろたえることなく、ただ淡々と生存への道を模索する、この静かなタフガイっぷりがなんとも魅力的でした。どんなに絶望的な状況でも、しかししっかり前に進んでくれる主人公。そしてその彼が時折見せる感傷的な側面。ああこれはどうあがいても彼あっての物語だと、そう思わせてくれる見事な主人公ぶりの嬉しい物語でした。

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和田島イサキ

クダのいる家

純和風テイストの怪奇譚

 古い屋敷に暮らす少女とその祖母の元に、ある日突然訪れた「終わり」のお話。  困りました。レビューを書きたいのにうまく書けないというか、ちょっとでも踏み込んだ感想になるとその時点で否応なくネタバレになってしまうため、どうしても表層的な部分の紹介にとどまってしまいます。  ジャンルはホラーとなっていますが、読み手の恐怖をゴリゴリ煽ってくるタイプのホラーではありません。個人的にはオカルトを題材にした現代ファンタジー的なドラマというか、怖さそのものよりもそこに伴う物悲しさや虚無感のような、情緒の面に強く訴えてくる作品だと感じました。といって、別にホラーではない/ホラー成分が薄いというわけではなく、むしろ物語の構造はまさにホラーそのもの、つまりそこに加えられた一捻りこそがこの作品の核であり、また最大の魅力だと思います。  仄暗く静かなお屋敷の情景に、あからさまに不穏な(なぜか悪い方向へと進んでいるように見える)物語の展開。ところどころに差し挟まれる伏線(というよりも、予感のようなもの)と、そして案の定たどり着いてしまう壮絶な結末。丁寧にホラーらしい物語を組み立てながら、でもその醸す不気味さや不穏さによって揺り動かされるのは、恐怖よりもむしろ寂しさや虚しさのような情動的な側面。ざわつくような不安と滲み入るような静けさを同時に感じさせてくれる、恐ろしくも美しい物語でした。

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和田島イサキ

狩人になるための心得

余計な雑味や寄り道のない王道そのもののジュブナイル

 祖父のような偉大な狩人を目指す少年と、彼のもとに現れた絶滅したはずの大烏が、共に戦い相棒となるまでの物語。  ハイファンタジー、それもどこか児童文学のような趣の、爽やかで真っ直ぐなジュブナイルです。少年の冒険譚、巨大な怪物から村を救う小さな英雄譚であり、また少年ふたりの友情物語でもあったりして(大烏の方も幼体なので)、いろいろたまらん要素がてんこ盛りでした。  世界設定、というか『獣』の設定が好きです。要はモンスターなのですが、でもいわゆる『魔物』としてのそれではなく、文字通りの獣すなわち「巨大な野生生物」といった趣の存在。幻想生物ではなく架空の動物としてのドラゴンやベヘモトと、そんな恐ろしい奴らの隣での生活を余儀なくされる人間という種。少年の夢である『狩人』とは、別に悪しきものを成敗する勇者ではなく、ただ人間が人間として生活していくために必要な職能のひとつである、というのがはっきり伝わってきます。  またこれらの設定面での土台固めがあればこそ可能な芸当だと思うのですが、登場人物の役回りの割り切り方、すなわち多くの大人たちがはっきりモブ役に徹しているところが最高でした。帰るべき家であったり、夢を理解してくれない口うるさい存在であったり、しかし戦力としては事実上の戦力外であったり。徹底して『主人公の物語』として見た側面のみが描き出されているところ、そしてそれ以外の面はただ書かれていないだけで決して存在しないわけではないところが、このお話を雑味のないものに、つまり王道らしくしているように感じます。  あとはもう言わずもがな、こういうお話はいいものです。目に見えず、また簡単に言葉にも言い表せない関係性、相棒としての信頼のようなものが築き上げられていく過程の見える、実に真っ直ぐで心地の良い物語でした。

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和田島イサキ

わたしの私

主客転倒であり本末転倒でもある

 自ら生み出した理想の姿、自分自身のアバターである「私」に、本来の「わたし」自身が嫉妬を抑えきれなくなるお話。  冒頭、主人公が姿見の中に見る「私」とは、「わたし」自身が作り上げた理想の姿。交際相手である先輩と一緒にいる間は常に「私」でいるのだけれど、そのために「わたし」は永久に思い人から顧みられることがない。やがて主人公は自分自身の生み出したそれに倒錯した嫉妬心を抱くようになり……というお話の筋。  ホラーであり、サイコスリラーであり、またある意味では悲劇でもあります。一見持たざるものの悲哀が根底にあるように見えて、でも同時に持てるものの不幸を描いてもいる。「わたし」自身は恋人に好かれるべき姿を持たず、故に先輩に好かれる外見そのものである「私」を逆恨みする、というのはまさに〝持たざるもの〟の話なのですが、でもそもそもの「私」の存在そのものが「わたし」の所有物なわけです。いっそのことただの絵に描いた餅、永遠に手の届かないただの理想であればよかったものを、下手にそれを実現してしまう力を持っていたが故の悲劇。作り上げた外見と元々の自意識、そのふたつが噛み合わなくなることによって生じる自己同一性の崩壊が、いやまさに崩れていくその様が、軋む情動そのままに著されていました。  はっきり明かされないながらも、でもところどころに差し挟まれた「わたし」の実体に関する記述が好きです。文字通りに受け取ったなら、どう見ても尋常の生き物ではない。でもギリギリ比喩的表現と見做せないこともないというか、少なくとも確定はしていない。この辺りが想像の余地として機能して、自然と彼女(「わたし」)について考えてしまうのが楽しいです。

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和田島イサキ

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人は見た目じゃない

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絶対呪ってやるからな!【番外編更新中】

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