ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

検索条件

Page369

最低文字数:1999

条件をリセット
詳細条件で探す

奈落の神の福音【3月31日 消去予定】

SF&オカルト&ミステリー&ホームドラマ&アクション

 ジャンルをどれにくくるか難しそうな作品ですが、どんなジャンルであろうとも、そこに人が生きているのなら、それは全て人間ドラマではないかと気付かされる作品。何かのジャンルに括るなら、舞台的にはSFにするしかないという感じでしょうか。  科学で色々な不可思議なものが解明されている時代にあって、絶滅危惧種の最後のファンタジーともいえる呪術師と共に、日本が世界に誇ほこる船上都市「オルカ」というSF都市で起こる各種事件の解決と、それに関わる人々の物語。  主人公は呪術師の江破鏡子、もう一人の主人公ともいえる百目鬼由佳を主軸に進みます。呪術師というからどんなクールなキャラと思いきや、作中一番能天気そうな明るいキャラだというギャップがすごいです。  こんな感じで登場人物の個性が際立っていて、彼らが彼らであってこそという場面も多く、それぞれの傷と向き合いながら事件を乗り越えていき、やがて面倒な敵に立ち向かう事に。  霊を取り扱う物語のため、命に向き合うべきシーンも多いですし、人が生きるという事、生きている事で成し遂げよう足掻いてしまう事柄。業と呼ぶにふさわしい魂から突き上げて来るような衝動に、登場人物は従いながら生きていく。  生と死。人生と歴史。理想と現実。  自分自身と向き合い、こうあるべきだと貫く強い意思。    読後に色々な想いを馳せさせる名作です。

5.0
0
MACK

アクナテン

隠された幻想歴史秘話と、宗教の談義が興味深い

古代の宗教観がリアルだった世界観を舞台にした歴史ファンタジー。 とりあえず僕は、エジプトの歴史に関して、あまり知識がある方ではないけど、いろいろ丁寧な説明などあるので、普通に楽しめてます 単に古代のエジプトの話というだけでなく、それと古くから関わりのある部族や文明の伝説や歴史なども、世界設定に含まれていて、昔の「世界」の中でのある地域の話という印象がかなりはっきりしてます。 例えばエジプトに興味がないという人でも、ユダヤの伝説(旧約聖書)とかに関心のある人とかなら、それはそれで楽しめるんじゃないかと思います。 エジプト王家の起源がシュメール王家にある可能性など、興味深い説も時々示唆されてます。 また、特別な王子が有していた霊感能力などが実在してる設定な感じで、そこは普通にファンタジーぽくもあります。しかしだからこそ、単に歴史好きだけでなく、いろんな人に楽しめる作品になっていると思います。 それと、(実際にそれは当時のリアルだったのかもしれないが)本当の神が存在していて、しかし各地でいろいろな信仰のされ方をしている、様々な説があるというような世界観でもあり、時々ある、神や、あるいは人間や魂に関する議論なども、とても面白く興味深いかもです。 例えば多神教の神々は、多面的な一柱の神を、面ごとに別の存在と解釈している説とか。あるいはユダヤ教とかの世界観における、異端の宗教の立場から見た、一神教の世界観への反発とか。 昔ながらのファンタジーが好きという人にはすごくオススメできる作品と思います

5.0
0
シーフラン

最近の「いいね!」

小説家になろうファンタジー短編完結

魔法少女になるからわたしと契約してよ

法律ヤクザな魔法少女

オチにニヤッとするが、私もこんな魔法少女はイヤだ。 短編小説に定評のある燦々SUN氏の作品で、安定した文章と構成は安心して読める。 「わたし、魔法少女コントラクターまりん! 父は弁護士母は詐欺師。愛読書は六法全書! 今日も、無法地帯出身の蛮族達に契約の恐ろしさを教えちゃうゾ☆」(本文より引用)

小説家になろう恋愛書籍化コミカライズ連載:67話

ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない

人は見た目じゃない

第一部は俺様王子編。 傲慢俺様なイケメン王子が『良い』と思えるのは、ヒロインが王子のことを好きになることが前提かつ、ヒロインとのふれあいで傲慢で俺様なだけではない王子の奥底にある良さ等が見えてくるからであって。 ヒロインに好きな人がいて王子のことはこれっぽっちも好きではない場合、権力と自身の魔法の力に物を言わせて人の話を聞こうともせず迫ってくるような俺様っプリは、『キュン』とするどころか『ただただ壮絶に面倒くさい』としか思えないんだな……と乙女ゲーマーとして目から鱗が落ちる思いがした。この手のタイプは乙女ゲではわりとメイン攻略対象として存在するので……前提と視点が違うとここまで意味合いが変わってくるのか……と。 王子の言動と彼自身が迷惑でしかないヒロインと、王子に憧れているヒロインの友人との会話での分かりやすい見え方の違いにめちゃめちゃ納得した。 第二部は俺様王子の弟の腹黒王子編。 第一部は学園内でことが収まっていたけれど、第二部はガッツリ王家が絡んできてヤバさが一段とアップ。 人の話を聞かない第一王子の次は、やはり人の話を聞かない第二王子に王妃と、この国の行く末が非常に不安になる。 が、番外編で第三王子が登場し、なんとかなるのではないかと一息つける。 物語全体を通して会話のテンポがよいので読み進めやすく、最初から最後まで一気に楽しく読めた。 いつも全力で好きを押し出すシャリーナと、困惑しながらも段々惹かれていくリオルの二人が可愛い、物凄く可愛い。 見た目は地味なガリ勉少年で、しかも魔法が使えないという欠点があるけれど、シャリーナの為に己が頭脳と持てる力を全力で使って戦うリオルは本当にカッコイイ。

小説家になろうヒューマンドラマ連載:88話完結

目的は生き延びること

展開は重めだが、『物語』として面白くて一気に読み終えた。 最終的にヒロインに想いを寄せる相手が、半分血のつながりのある義弟と、そうとは意図しないままヒロインを追い込んで、心と体に傷を負わせる原因を作った婚約者の王子の2人なのが、ああーーー……という気持ちに。 恋愛ものではないので、二人とヒロインがどうなるかは描写されないまま終わるが、個人的には義弟派。