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サイト:小説家になろう

Page176

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義妹に押し付けられた嫁ぎ先は、呪われた公爵閣下でした【完結】

精神力の強すぎる食いしん坊令嬢の天然無双

基本はテンプレで義理の家族にいびられ婚約破棄され厄介者のところへ嫁がされる形なのですが、主人公のメンタルが強すぎます。 呪われた公爵は実際に体から海産物が出てきて異臭を放ち、一目で人間だとわからないような外見をしています。最初から嫁を求めていなかった公爵は冷たく接するのですが、実家では虐げられていて料理長の元調理を教わっていた主人公はその海産物を美味しくいただき、この呪いなら食べ物に困らないと羨ましがってしまう始末。 食事も満足になかった生活から立派な設備のお家で食材に困らず生活できることに感謝し、恩返しをしようとする主人公と、そんな図太い主人公に畏怖しながらもほだされていく公爵様のじわじわ恋物語。 呪いが中々ハードなのですが、主人公がそれを有効活用しすぎて笑ってしまいます。呪いなのでいずれ普通の人間にもどるのですが、その際に主人公は残念がってしまうほどです。 呪いがとけたあとも物語は続き、主人公の実家にもきちんと痛い目にあってもらいますし、主人公の心の奥にあったわだかまりもなくなっての完全ハッピーエンドです。 そんな最後まで安心してノンストップで読んでもらえる、不幸な女の子が幸せになるのが大好きな人にはおすすめのラブコメ小説です。

5.0
0
かんむり

特攻列島

歴史に残るモノだけが戦争ではないのよ

家族の命を護る代わりに、あなたの命捨ててくれませんか? 政府の依頼を役所の職員。 その口から語られる、にわかには信じがたい事実。 この国はいまにも隣国の攻撃の的になる。 その話を信じ集められた者たち。 彼らはいくつものチームにわけられる。 ここにも勧誘されたモノ4名、勧誘者3名のチームがあった。 シングルマザー、難病を抱える妻がいる夫、男手ひとつで孫娘を育てる初老の男、母に代わり弟を守るために参加した若者。 彼らはこの戦いになにを見るのか? 歴史書には残されないだろうこの戦いに、彼らは生き残ることができるのか? 序盤に同じ展開が3連続しちゃうから、若干の鈍さは感じるわ。 でも、そこからの展開力の見事さには目を見張るばかりだったの( *´艸`) 特にキャラを追い込んでの、底の深い心理描写は圧巻で、知らぬ間に手に汗握らされていたわ。 でもこの作者ちゃんは、一瞬、Sなのかと思わせつつ、優しい終わり方を指せる純情派。 殺伐としたお話が苦手という方でも最後はホッコリとしてもらえるんじゃないかしら? 成長著しいこの作者ちゃんの最新作、是非ご覧いただきたいわ♥

3.5
0
宇治津 千夜狐

貞節とは何ぞや

まっさらな指に、どうか唯一を

多種多様な指輪が人々の指を彩るこの世界。 貞節、契約、隷従……。指輪にはあらゆる祈りや願いが込められています。 特に貴族は人脈を誇示する意味合いで、指輪の数は多ければ多いほど良いとされる中、ここに風変わりな少女がひとり。 ごてごてとたくさんの指輪をつけた母を見ながら育った彼女は、ある指輪に焦がれているのです。 まっさらな指を飾る、愛するひとから贈られるたったひとつの「貞節」の指輪を──。 病弱で、少々おっとりした彼女と出会うのは、敏腕ながら凶相を持つ辺境伯。 彼は彼で、恐ろしい顔のお陰で何人もの女性に逃げられてきた過去を持ちます。 まっさらな指の持ち主どうしが、運命の夜に出会うことから、物語が始まります。 作者様の作品はほとんど読んでいますが、このお話も例に漏れずキャラクターの名前は出てきません。 それでも「推進力のある文章」というのでしょうか。ぐいぐい読ませる力のある文体に引き込まれます。 世間知らずゆえの主人公の感性も、実のところ策略家の辺境伯も、すっきりした文体ながら必要な背景が書かれているために、置いてけぼり感はないでしょう。 主人公たち以外の視点のお話も、こんな裏事情があったのかと物語の世界が広がります。 人間味のある魅力的なキャラクターたちが登場しますので、注目していただければ。 さいごに。 物語の主人公は実にしあわせそうに貞節の指輪を眺めますが、世界観は大変シビアです。というのもこの貞節の指輪、誓いをやぶれば砕けてしまいます。 果たして主人公の指に嵌るのは、たったひとつきりのよどみない愛の結晶か、それともあらゆる懇願の成れの果てか。それ以外か。 なんであれ、指輪はひととひとをつなぐ鎖に相違なく。 鎖に導かれた彼らの行く末を、ぜひ見届けてください。

5.0
0
バケタ

余命30000文字

愛した人たちがいた。

主人公はある時余命宣告を受けるが、それは余命が30000文字きっかりという不思議なものだった。少しでも長生きするべく彼女は、できるだけ何もない人生を歩もうとするが…… 余命30000文字という不思議な余命宣告を受けた女性が、愛した男性との間に生まれてきた子供を立派に育てようとする様子が読み手の心を強く揺さぶる。気づくと、子供のリヒトの成長していく様子に感動しているのは、きっと、この作品に優しい空気が流れているからだろう。 村崎羯諦さんの代表作『余命3000文字』をオマージュした当作は、残りの字数を使って見ず知らずの子供を助けた『余命3000文字』に対して、生まれてきた息子のリヒトの成長を見守り抜いた主人公を確かな文章と構成で描き切った。どちらもとても高い完成度なので、二つを並べて読み比べてみるのも良いと思う。 主人公には愛した人たちがいた。その人たちと余命30000文字の人生を共に生きられたのは、主人公にとってどれだけ嬉しことだったのだろうか。主人公の人生と当作の作者のつこさん。さん、それから、オマージュ元の『余命3000文字』の作者である村崎羯諦さんに敬意を表したい。 素敵な一作でした。

5.0
1
石嶋ユウ

【完結】 殴り聖女の彼女と、異世界転移の俺

「殴りプリ」というパワーワードと色々バグってる世界、好きすぎる

「殴りプリ」というパワーワードで爆笑しながら追いかけていた作品。 ホラ、ゲームやったことある人は分かるよね? 後方支援職なのになぜが前線で殴りながら回復しちゃう永久機関装置、そう、それが「殴りプリ」。 しかもバフがバグってて最強が留まる所を知らない! 「サーシャ、普通のプリーストは、ひとりで〇〇〇〇〇〇〇したりしないんだよ……」 さて、期待値MAXで第一話へ足を進めると……待っていたのは女神です。 凄く……タマネギです。 もうここから読者は皆、女神テットゥーコ様の虜になります! 罪な女です。毎話毎話、テットゥーコ様成分が欲しくてジャンキーのようになります。 私はなりました。危険な小説です。 そしてどんどん出てくる魅力的なキャラクター達。 もちろんバグってます。 そして「ラブコメ」ですが、ほぼ「コメディ」です。 でもちゃんと「ラブ」してます。 でももどかしいんだよぉおおおんんん!とここでも読者を悶えさせます。 突如差し込まれる「ラブ」成分と「飯テロ」!楽しめる要素満載! おや? こんな話をしていたら女神テットゥーコ様の部屋への扉は開かれたようです。 行ってらっしゃいませ。フフフ……。

5.0
1
つーちゃん「まおホス!」@小説家になろうノベプラたいあっぷ

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下町で元気に給仕に励む母子家庭の子メイジーは、サバサバした赤毛美人。だがある日突然、下町を謎の高級馬車が走り去った後、家の部屋は血だらけで、もぬけのから。どうも母は攫われたらしい?メイジーは誓う。絶対許さない!下町の隣人たちの諫言をお供に、ちょっぴりニワト…たんじゅ…激怒したメイジーはノンストップで暴走を始める。貴族にツテ?下町にあるわけないじゃ無い!そんな時は呪いがマストって聞いたわ!材料を取りに行くわよ!← これは、たいがい拳で解決しようとする(注・うら若き女性です)メイジーをひょんな事で知り合った美麗な兄と妹が必死に止める?物語。 竹を割りまくってもうスパーン!スパーン!言ってそうなメイジーが爽快。 悩んでる事が小さくかんじる…よしがんばろ!と思わせてくれる、ストレスが飛んでいく小説です。2024年3月中旬の更新ここ数話で、お母さまと再会した今が読み始めるチャンス!