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あんなペンネームを付けてしまったのに、

ネットとリアル。二人はすれ違うように出会った。

 現役女子高生でありながら、天使の微笑みで人々を魅了する、最上まこ。  そしてコミュ障気味で平凡な男子高校生、立石隆斗。秘密にまみれた二人!  アイドルでありながら、趣味はBL小説を書く事!な彼女と、最上まこの大ファンであることを隠し、イラストを描く事も秘密な彼。    ある日、運命は二人を出会わせる。―ネットで。  お互い、自分のイメージからかけ離れたペンネームと設定を持ち、本来の自分を想起させることのない存在とし、小説書きとイラスト描きとして出会うのですが。  ある日、運命は二人を出会わせる。―リアルで。  しかしその出会いは、彼にも彼女にもとてつもない衝撃を伴い…。  交錯するネットとリアル。二人は本当の意味で出会えるのか!?といった感じのドタバタラブコメです。  小説書きならわかる!と思う事もたくさんあるし、絵描きとしてわかる!という部分もあって、今の時代だからこその出会い。男女の恋愛というより、クリエイターの出会いと進展という目線で見ても楽しいかも?  一人称の、彼と彼女のパートが交互という構成も読みやすいですよ!

5.0
1
MACK

図書館ドラゴンは火を吹かない

語り部の声が聞こえてきそうな、幻想文学風ファンタジー

深い悲しみに彩られたプロローグで語られるのは、孤独な火竜の物語。親友である司書王を遥か昔に喪った後も、彼の遺志を継いで図書館を守り続けています。 彼女の見る夢では、司書王はまだあどけない少年で、竜も少女の姿で一緒に旅をしています。切ない程に幸せな過去の夢。それがこの物語の大きな柱なのです。 後の司書王、ユカは、素直で明るくて人見知りしない少年です。天才的な物語師で、彼が物語を語れば、それが現実に影響を及ぼす、ある意味最強の魔法使いでもあります。 この世界のこの時代、魔法使いは、得体の知れない力を使うとして、邪悪な者とされていました。ユカは捨て子だったのですが、彼を育てたのは、そうやって迫害された魔法使いでした。ユカは母の為に、魔法使いへの偏見を無くそうと旅に出ます。物語の力で、真実を広めていこうと思ったのです。 旅の途中でユカが出会ったのが、親友となる火竜、リエッキ。普段は魔法の力で少女の姿をしています。照れ屋で素直じゃないけど、結構感情が分かり易い、勇ましくて可愛い女の子です。実に良いツンデレ。 魔法使いを迫害する筆頭にあるのが、知識と経験で人々を導く呪使いでしたが、彼らは既存の権力に結び付き、権威主義に染まっていました。 そんな呪使いの状況に憤りながら、呪使いの誇りを持ってユカを追うのが、最強のライバル「左利き」です。他人にも厳しいけど自分にも厳しい、ストイックでクールで、冷静な頭脳派。なのに、ユカとの対決では熱くなるの、最高じゃないですか。最高です。 「左利き」を補佐する「相棒」は、粗野で豪快で単純で明朗。素直で真っ直ぐな性格で、他人を冷笑しがちな左利きが、じわじわ絆されてしまうのも良いです。とても良い。 魅力的な登場人物達が、賑やかに動き回る、楽しくて幸せな物語。でも、これは遠い過去のもの。 しかし、孤独な火竜の元に思いもかけない出会いが舞い込みます。それは、少しずつ、リエッキの悲しみを癒していき……。物語は喪失から再生へと向かっていくのです。 驚く程に美しい文章で綴られる、伝説の竜が守る宝玉の様なファンタジー。 ――説話を司る神の忘れられた御名において。 ――偶数と奇数にかけて、天穹の星の無限にかけて。

5.0
0
akinokonika

インフィニティ プラネット 〜6人の少年少女が未知の宇宙を旅する物語〜

ただSFの物語というだけでなく、SF的描写のワクワク感を贅沢に詰め込んでいる

宇宙クジラや幽霊船の例え、闇の種族とか、銀河の創造主といった、ファンタジー的(あまりがっつりでなく、あくまでも雰囲気的)ガジェットを含ませてるSF。そういうの好きな人にオススメな作品。 ただSF的な物語というだけでなく、SF小説らしい表現も多いように思う。だから、正統派というか、伝統的というような印象もあります。 とりあえず序盤の流れだが、主人公たちである地球人の少年少女6人は、転送装置の予期せぬ動作で、本来なら関われるはずのなかった、地球から遠い銀河領域の異星人たちと出会う。この辺りテンポよく進み、スケールの飛躍があり、読者のワクワクをうまく誘ってくれると思う。いわばSF的異世界転生。 また、コンタクトする宇宙人を、かなり宇宙「人」として描いている。ここには拘りすら感じます。人間ばかり。ただ見た目がそうだというだけでなく、社会とか、持ち合わせている概念とかもかなり共通しているような。 とにかく、脳のシナプスネットワークを利用した情報装置。銃火器。宗教。図書室、プラネタリウム、トレーニングジム。ギャンブルのカードゲーム。 地球人ではない異星人、しかしあくまで我々と近しい存在と感じさせる描写が多い(というか、人間と表現されているそのまま、まさしく人間と思わせる描写が多い)。 そして、今のSFとしては逆に珍しいくらいかもしれない、そこまでの異星「人」感が演出ガジェットになっている世界観だからこそ、「あなた達を最初に見た時に、この惑星にかつて生きていたラムウ人とどこか似ている気が……とても精神性の高い種族でした」、「宇宙人がトカゲだとかタコとかエイリアンって、ただの人間の妄想だったんだな」などのセリフは、凄く興味深い。 そこもやはりSFらしく、物理現象や、そのようなものを利用したテクノロジーに関しても、なかなか考えさせてくれそうな描写が多い 例えば量子力学的な、あるいは別次元時空を利用しているような、転送技術の利用の際、気分が悪くなるとか。 「無限を感じる一瞬、身体は粒子状に崩壊し、精神は宇宙空間へと放出される。自己認識が打ち消されそうな膨張を目の当たりに……」 人によっては、哲学的な関心も結構高められると思います

5.0
0
シーフラン

読み専がカクヨムに登録してみた。

とある『読み専』の生々しい考え方が伝わるエッセイ。

 どのお話も興味深く、感心や共感に頷いたりしました。  思っていることが簡潔にまとめられていて読みやすかったです。 ーーしかし、ここではあくまでも『一人の読者』の考え方が書き連ねられています。  全20話(約1.7万字)を読み終えたあと、同作者の『ほかのエッセイ』も読みました。  その上で、この方はだいぶ過激で極端な類の読み専だと感じます。  自分とはまったく違う、苛烈だ、と感じる部分にはとても驚きました。  坊主憎けりゃ袈裟まで憎いタイプだというこの作者さん。  こちらのエッセイはかなりマイルドです。  しかし少々の毒があり、人によっては多少打ちのめされるかもしれません。  多くの読者は作品の裏にいる作者のことを考えることはあるのか? 「第15話 素性など知ったことではない。」のラスト3行には、そこはかとない恐怖を覚えました。  けれど歯に布着せぬ見解だからこそ、作者・読者ともに読む価値はあると思います。  私には毒を含む言葉を書く勇気がありません。  そのため、率直に自分の見解を述べる姿勢は尊敬できると感じました。

5.0
2
mochi*(読み専)

奈落の神の福音【3月31日 消去予定】

SF&オカルト&ミステリー&ホームドラマ&アクション

 ジャンルをどれにくくるか難しそうな作品ですが、どんなジャンルであろうとも、そこに人が生きているのなら、それは全て人間ドラマではないかと気付かされる作品。何かのジャンルに括るなら、舞台的にはSFにするしかないという感じでしょうか。  科学で色々な不可思議なものが解明されている時代にあって、絶滅危惧種の最後のファンタジーともいえる呪術師と共に、日本が世界に誇ほこる船上都市「オルカ」というSF都市で起こる各種事件の解決と、それに関わる人々の物語。  主人公は呪術師の江破鏡子、もう一人の主人公ともいえる百目鬼由佳を主軸に進みます。呪術師というからどんなクールなキャラと思いきや、作中一番能天気そうな明るいキャラだというギャップがすごいです。  こんな感じで登場人物の個性が際立っていて、彼らが彼らであってこそという場面も多く、それぞれの傷と向き合いながら事件を乗り越えていき、やがて面倒な敵に立ち向かう事に。  霊を取り扱う物語のため、命に向き合うべきシーンも多いですし、人が生きるという事、生きている事で成し遂げよう足掻いてしまう事柄。業と呼ぶにふさわしい魂から突き上げて来るような衝動に、登場人物は従いながら生きていく。  生と死。人生と歴史。理想と現実。  自分自身と向き合い、こうあるべきだと貫く強い意思。    読後に色々な想いを馳せさせる名作です。

5.0
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MACK

最近の「いいね!」

小説家になろうコメディ短編完結

俺がパーティーから追放したひよこ鑑定士が、SSSランクになって復讐しにくるらしい

アイデアは面白い。

でも、ひよこ鑑定士、全然関係なかった。。。

小説家になろう恋愛連載:154話

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下町で元気に給仕に励む母子家庭の子メイジーは、サバサバした赤毛美人。だがある日突然、下町を謎の高級馬車が走り去った後、家の部屋は血だらけで、もぬけのから。どうも母は攫われたらしい?メイジーは誓う。絶対許さない!下町の隣人たちの諫言をお供に、ちょっぴりニワト…たんじゅ…激怒したメイジーはノンストップで暴走を始める。貴族にツテ?下町にあるわけないじゃ無い!そんな時は呪いがマストって聞いたわ!材料を取りに行くわよ!← これは、たいがい拳で解決しようとする(注・うら若き女性です)メイジーをひょんな事で知り合った美麗な兄と妹が必死に止める?物語。 竹を割りまくってもうスパーン!スパーン!言ってそうなメイジーが爽快。 悩んでる事が小さくかんじる…よしがんばろ!と思わせてくれる、ストレスが飛んでいく小説です。2024年3月中旬の更新ここ数話で、お母さまと再会した今が読み始めるチャンス!

小説家になろうヒューマンドラマ連載:88話完結

目的は生き延びること

展開は重めだが、『物語』として面白くて一気に読み終えた。 最終的にヒロインに想いを寄せる相手が、半分血のつながりのある義弟と、そうとは意図しないままヒロインを追い込んで、心と体に傷を負わせる原因を作った婚約者の王子の2人なのが、ああーーー……という気持ちに。 恋愛ものではないので、二人とヒロインがどうなるかは描写されないまま終わるが、個人的には義弟派。