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小説家になろうファンタジー連載:46話完結

渋谷スクランブル異能交差点

異能力をさずける一通のメールを、主人公の少年が受け取ることによってスタートをきる物語ね。 三人称で軽快に語られる物語は、やや早めのテンポで読者を異能を用いた頭脳戦に惹きこんでいくわ。 陣地を所有することで利益を得るこのゲームに、主人公はクラスメートの所属するチームに入り参加していくことになる。 こういった異能力バトルを用いた小説らしい頭脳を駆使していく主人公は、ありがちだけど安定感ある魅力をはなっている。ゲームのルールに特色があるから、考えながら読む習慣のない読者はちょっと楽しむのに苦労するかもだけど、そういった小説の好きな読者にはたまらない世界が待っているわよ♥

4.0
  • 作品更新日:2022/1/4
  • 投稿日:2021/8/7
小説家になろうファンタジー連載:472話完結

色の無い夜に・Colorless Night~最凶妖魔王を倒すため最強呪刀を継承した俺は、魔王に反旗を翻した妖魔姫とじれ恋学園生活しながら妖魔を討つ!

少年は呪われていたの。 生まれたその瞬間から。 それでも平穏に生きるはだった。 呪われし化物が生きて現れさえしなければ……。 さぁ、少年よ。刀を掴むのよ。化物を倒す力を持つ、呪われし刀を。 今こそ振るうのよ。出あいし少女と己の、呪われし運命を断ち切る為に! 登場人物の純粋さや葛藤を描いた心理描写、呪われし刀を用いての戦闘描写が実に繊細にかつ大胆に描かれているわね。呪われた化物との戦いの行方、主人公と少女の恋の行方も気になるところだわ。 御一読いただきたい、パワー溢れる作品よ♥

3.5
  • 作品更新日:2023/11/25
  • 投稿日:2021/7/22
ノベルアップ+ファンタジー連載:497話完結

旋風のルスト ~逆境少女の傭兵ライフと、無頼英傑たちの西方国境戦記~

少女は舞う。 傭兵という荒ぶる男共が集まる世界で。力がものをいう不条理な世界で。 実態を持たぬ風のように舞踊る。相手にその身を掴ませず、時に優しくそよぎ相手に寄り添い、時に激しく吹き荒れ相手を吹き飛ばし。 少女は戦う。 命をかけた戦場で。己の誇りをかけた人生という戦場で。 熱気をはらんだ旋風の如く駆け抜ける。得意の武器を巧みに操り、身体を砕き、心を砕く。 少女は生きる。 己を縛るしがらみすべてに抗いながら。己自身の生き方に誇りを抱き。 それこそ自らを嵐と化し吹き荒れる。共に戦う仲間を巻き込んで、己が存在を主張するかのように。 少女は癖の強い傭兵の男たちに囲まれ、戦いの中を駆け抜け、自身の誇りを貫いていく。 少女がどんな道を歩むのか、彼女の生きざまを最後まで私は見届けたいと思う。 丁寧な描写、リズムの良い文章で読みやすいわね。特に人物描写、戦闘描写は綿密に描かれていると思うのよ。まるで目の前で演武が行われているかのようね。 物語全体としては、バランスの悪いところも感じられるのだけど、それを補ってあまりある盛り上げどころの爆発力は凄いわ。主人公の魅力に関しては特に突き抜けていると思うのよね~。是非、一度読んでみてちょうだいな♥

4.0
  • 作品更新日:2023/6/12
  • 投稿日:2021/7/11
ノベルアップ+恋愛連載:35話完結

サキュバス魔女王が俺を殺しにやってきます

人は様々な理由で人を殺す。 自分が生き残る為。利益を得る為。復讐の為。戦争だから。仕事だから。殺したいから。ただなんとなく。 彼は彼女を殺した。 彼女を護るため。彼女の全てを護るため。世界の全てから護るため。 自分の手で彼女を護るため。自分だけが彼女を護るため。 彼は彼女を殺す。 その考えが間違っているかなどとは考えない。彼女が理解してくれるかなんて考えない。 正しかろうとなかろうと、理解されようとされまいと、彼は彼女を愚直に殺す。 彼女を護るために。 彼女を愛するが故に。 彼女は彼を殺す。 彼が彼女を殺したから。そのことが憎いから。今度こそ生き残るために。 彼女は彼女の為に彼を殺す。 彼女は彼女の満足いく結果を得るその時まで、彼を殺す。 何度でも。 彼女は彼の都合で殺されたのだから。 彼は伝えていなかった。彼が彼女を殺す理由を。 彼女は知らなかった。彼が彼女を殺す理由を。 もしも彼女がその理由を知る時が来たのならそこには何が起きるのか。 彼女は彼を殺せるのか。 彼は彼女を護れるのか。 物語、登場人物、世界観。あらゆる設定が深く練りこまれ、それが丁寧かつ狂気的に描かれているが故に、読者を物語の世界に誘う力がとても強い作品よ。 そこには作者の読者への愛が感じられるわ。 まだこの作品にふれていない方には是非ご一読いただきたいの。 作者の愛を受け取ってほしいのよ♥

5.0
  • 作品更新日:2020/5/25
  • 投稿日:2021/7/11
ノベルアップ+恋愛連載:50話完結

またここで君と逢いたい

彼女はご当地有名人。 山に囲まれた小さな町穂乃咲ほのさき町の有名人。 この町唯一の観光名所木花このはな神社の跡取り娘。生まれながらの咲神命サキガミノミコトに仕える巫女。 そんな彼女がある時病院で眼を覚ます。彼女が自身の記憶を遡ると1年と2ヵ月の記憶がない。 医師との会話で自分がその間ずっと寝ていたと理解する。ただいたる所にある違和感。 その違和感の正体が掴めぬまま彼女は、病院の談話室で一人の美しい少女と知り合う。 少女と穏やかな時を過ごす中で、彼女は2つのことと向き合うことになる。 自分の記憶と少女の想い。 彼女が自分の記憶の扉を開ける時いったい何が起きるのか? 少女の想いにどう応えるのか? とても丁寧な心理描写、病院と言う比較的情景描写を抑えられる場所を舞台にしているにも関わらず、ここぞという時に発揮される情景描写。 登場人物達もしっかりと個性を発揮し、軽快なトークで物語のテンポをとても軽快なものにしてくれているわ。 文章構成も見事よ。随所に散りばめられた謎が、読者を先へ先へといざなってくれるの。 幕間として入る母親と娘の会話が、この物語に更なる期待感も加えてくるわね。 主人公が記憶の扉を全て開き、少女からの想いに答えをだす時、何が起きるのか。それは是非、皆さん一人一人の眼で確認してほしいの♥

4.5
  • 作品更新日:2020/5/15
  • 投稿日:2021/7/11
小説家になろう恋愛連載:177話完結

【WEB版】最強魔王様は病弱だった!~溺愛された地味薬師の異世界医療改革~

人類を救う薬を残し、彼女は世を去った。 そして彼女は世に現れた。 新たな世界で、培った知識と技術を生かし、新生活を楽しむ彼女。 そんなある日、彼女は自宅で倒れている1人の男を、自身の作った漢方薬を用いて介抱する。 無事に意識を取り戻す男。 ただその男、ただの病弱な男ではなかった。 なんとその迷惑な男は、国を統べる魔王様だったのです。 スタートはそれほどインパクトのあるものではなかったわ。 でも1話1話が短く、丁寧な文章、しっかりとした描写であったのも相まって、軽快な調子で読み進めることができたの。 そして読み進むほどに、しっかりとした知識に裏付けられたテクニカルさと、主人公と魔王様とのコミカルなやり取りに魅了されていったわ。 専門的な表現が苦手な方だでも受け入れることのできる表現が用いられていると思うので、是非1度ご覧いただきたい良作ね♥

4.0
  • 作品更新日:2022/12/30
  • 投稿日:2021/7/12
小説家になろう純文学短編完結

余命30000文字

余命30000文字。 彼女につきつけられた、冗談のような余命宣告。 彼女は残された文字数を自分の為に使いきるために、穏やかにだけれど、しっかりと文字数を管理した生き方をするべく行動する。 だが、そんな彼女が生き方を変える時が来る。 きっかけは、女としての愛。 貫いたのは、母としての愛。 今ではすっかり有名になった村崎羯諦様の作品「余命3000文字」の作者様了承のオマージュ作品ね。 自ら制限を課した物語でありながら、文章の美しさ、物語の深さ、読者の心への語りかけが過不足なく表現された至極の作品よ。 是非とも読んで頂きたい一作だわ♥

5.0
  • 作品更新日:2020/4/24
  • 投稿日:2021/7/12
カクヨムファンタジー連載:128話

死んだ異世界の救い方~屍人の溢れる世界に来ましたが、弱いままのおれは死ぬ気で生き抜く~

決して強くはない優しさ重視の主人公が、時に挫折し温かな仲間に励まされながら、必死で生きていくという、人の心がたいへん受け入れやすい王道ストーリーね。 とっても物語に安定感があるわ。屍人というグロテクスな存在を多数登場させていたり、弱い主人公なので大切な物を失うシーンもしばしば含まれてくるにも関わらず、読者の胸に嫌悪感を抱かせない不思議な魅力がある。 むしろ、主人公を応援したくなる状況に持っていく手腕は見事だわ。 こういう背骨がしっかりとした物語は、安心して読み進めることができるのが魅力よね。 どんな人が読んでも、一定以上の楽しみを得ることができると思う期待の一作よ♥

3.5
  • 作品更新日:2021/12/18
  • 投稿日:2021/7/18
小説家になろうファンタジー連載:294話

アンフェア・リアリティ

主人公は殺す。 両親を。 彼とやすらぎと優しさを分かち合った、唯一無二の魔女を。 物語序盤から、大きく揺れ動き、激しく打ち寄せる感情の荒波は、読者の客観という堤防を、簡単に乗り越え、物語の海の中へと、読者を拐っていく。 卓越した心理描写に、息を飲む異能力バトル、魔女の残した謎、次から次へと現れる個性的なキャラクターたちが華を添える。 主人公の苦しみは読者の苦しみ。主人公の怒りは読者の怒り。そして、主人公の悲しみは読者の悲しみ。 読者を容易く自分の人生に巻き込んでいく主人公の感情は、言い換えれば読者を主人公へと変える劇薬よね。 一度味わえば、離れるのは難しいわ。 アチシはこの物語を最後まで主人公と共に、いや、主人公として見届けたいと思うのよ♥

4.0
  • 作品更新日:2024/5/1
  • 投稿日:2021/7/12
ノベルアップ+ファンタジー連載:79話完結

【完結】異世界追想譚 - 万華鏡 - 

物語は現在終盤へと差し掛かっているわ。 でもアチシは断言する! プロローグが読み終わった時点でも、レビューを書くのになんら不自由はなかったとね。 あっという間に物語の中に惹きこまれ、今後の展開がどうなるのか、期待せずにはいられなかったのよ。 そしてページを捲ったアチシは見事に裏切られた。 そこには期待以上の物語が拡がっていたの! アチシの実家の自称小説家は、自分に書けないだろう作品に出合うと嫉妬するんだけど、この作品は実家に嫉妬することすら許さない見事な作品だったのよね~。 この物語は一話ごとに視点となるキャラクターが代わり、全体的に繋がりはあるけれど、基本一話完結というスタイルで構成されているの。 群像劇。 一話の中には、メインとなった登場人物の感情と行動が凝縮され、時には痛いくらいに読者に伝わってくる。 物語全体で見た場合の大きな謎もしっかりと用意されていて、様々な視点からその謎が深みを増すの。個で見ても、全で見ても隙が無い! ヤシコ、恐ろしい子|д゚) まさにこの作品は万華鏡。 読み進めれば、読み進めるほど、不可思議でありながら見事な華を咲かせるこの物語。 数多の秀逸作品を押しのけ、私のお薦めしたい作品でもトップクラスに登りつめているこの作品を、是非お読みいただきたいわ♥

5.0
  • 作品更新日:2023/7/4
  • 投稿日:2021/7/11