ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

エブリスタヒューマンドラマ連載:44話完結

僕のままで、君のままで【完結】

扱ってるテーマがテーマなので、重く鬱々になりそうですが、裏社会?になじみがない人にわかりやすく、一般人である「タクヤ」を主体に物語が進みます。 一部は大学生時代、二部は社会人になってから。 根底にあるのは「マコト」と「タクヤ」の決定的なズレです。 マコト視点で物語を進めたなら、読者の共感を得ることは難しかっただろうと推測します。普通の人から見た「援デリ」の世界。 体を売ることをセーフティラインにしてきた女性がどう映るのか? これをタクヤが見た視点で物語を進んでいきます。 作中、登場する「俊輔」君の「好きだけじゃだめ」ここがイチオシです。 タクヤとの出会いがマコトに齎したもの、そうじゃない人と決定的に違う認識の差、マコトは終始一貫して、これに苦しめられるんですが タクヤ……、お前なんで気づかないんだよ。優柔不断すぎるだろ!?ってなるか タクヤ、ワカルワーってなるのか? 反応が分かれると思います。 私はタクヤに一発入れたくなりました(笑) 若いって不器用だよねーっと思いながら読み進め、30万字あるから数日かけてと思いきや、一日で読破。それほど、勢いがある作品です。 勢いがあり、思い社会テーマを題材にしながら、暗くならない。一気に読ませる。 筆者が本作を執筆するにあたり、丁重な下調べをしておられるのがよくわかります。 等身大の若者には「消費される性」として、扱われる女性がどう映るのか? 消費されることに慣れてしまった女性が、その後、どう生きていくかを模索するのか? 簡単じゃないんだよ、一度でも行ってしまうと戻るのは難しんだよ。 「相手に寄り添う」という言葉の意味を考えさせられる一作です。 筆者の結論はまさにタイトルの通り 援デリともかく、ヒューマンドラマとしても秀逸ですし、一人称で文章を起こす鉄則 (当人が見聞きしたもの以外は一切書かない)にそって書かれてますので、老若男女問わず、慣れない人にも読みやすいと思います。

5.0
  • 作品更新日:2019/8/22
  • 投稿日:2021/8/6
エブリスタ歴史・時代連載:73話完結

アクナテン

人類最古の一神教へ宗教改革を断行した有名なファラオのお話。 よくこれを題材にしようと思ったよね、調べるだけで禿げそう……と思いながら読んでみたら、嬉しいことにアクナテンもネフェルティティも等身大の十代で書かれてて、親しみやすいことと言ったらもう、目から鱗でしたよ。 筆者のエジプト創作はエブリスタで幾つか読みましたが、第一にとっつきやすい ・小難しい講釈や知識の羅列を極力排除している ・知らない人が読んでも、うへぇってならないように、わかりやすい言葉で「心情」を表す ・史実、世界観に逸れる描写は省く 以上の三つの点に注力されておられるのでなからうかと推測しております。 アクナテンって何? ツタンカーメン知ってるけど、調べるのいやーって人にはおすすめです。 ともすれば、暗君の汚名を着せられるアクナテンですが、彼が何を目指し「一神教」を目指したのか? これは諸説色々あるんですが、本作では等身大の迷いながら道を模索する一人の青年として書かれています。 アクナテンをこういう風に解釈するのかと驚きつつ、読ませていただいております。 歴史好きな人にはもちろん、ファンタジー好きにもおすすめです。 筆者が非常に勤勉な方で、参考資料も山盛り調べて挑んでおられるでしょうが、その苦労をにじませない作風もお気に入りです。 出来たら、参考文献一覧が欲しいです→わがまま

5.0
  • 作品更新日:2021/9/12
  • 投稿日:2021/8/6
小説家になろう冒険・バトル連載:82話完結

物語の魔法使い

初見で読んだ時の素直な感想です。 女子中学生、魔法少女、異世界とのバトル。そして少女達を導く小さな小動物。 これだけ並べると「まどマギ」を彷彿とさせますが、読んだらわかる。この作品は昔懐かしの「サンライズ」アニメへのオマージュのようだと ※個人の感想です。結果は責任持てません。 小さくて可愛い主人公「坂泉 美鈴」 仲良しコンビの綿貫ゆかと天沢薫。 小さい美鈴をモフって弄んで(?)愛でるのが無情の喜びとなっている綿貫ゆかと、ゆかの暴走を適度に止めて適度に野放しにする天沢薫。彼女たちが異世界から来た魔法使い(と言っていいのかあやしいけど)と命をかけて戦うわけですよ。 ここだけ見ればまさにまどマギです。 冒頭しばらくは「まどマギ」か~と少しがっかりした気分で読んでましたが、途中から出てくるおっさん連中、ここで目の色が変わりました。 主人公の祖父登場シーンからガラッとティストが変わります 草色の着流しに左目の眼帯で白髪頭ですよ! 祖父の部下「大岡さん」もまた厳ついおじさんで大変よろしい。 まどマギには美味しいおっさんは出てこなかった。ここはポイントでかい!! 本作は魔法バトルもの、今時セオリー化している魔法少女バトルもので「手垢」がついたありきたりの題材と判じられてもおかしくない設定ですが、ストーリーは個々に錬られて、格キャラそれぞれに宇用曲折が盛り込まれています。要するに群像劇にもなっているわけですよ。 昔昔、2000年代初頭までまだまだテレビアニメが元気だったころ、少年少女をあり得ないレベルで追い込んでたたき落として這い上がらせるようなバトルメインのアニメがあったのですよ。それを彷彿とさせるストーリーです。 主人公の成長に必要不可欠となるのが ・勝てそうにない敵 ・信頼出来る仲間と消失 ・バックグラウンドとなる隠された生い立ち ・主人公を時に諭し、時に追い込み導く老人ども この四つの要素がメタメタ詰まって11万ちょっとで完結! あり得ませんからね、これ。 設定ってのはストーリーを転がす上で絶対必要にはなりますが、設定全部をストーリー上に盛り込む事はやってはいけないことなんです。 作った設定をどこまで落として、どこまで描写するか? 読者になにを読ませて何を見せるのか? これを常に冷静に考えて書く必要があります。 キャラ立ち目指すと私の場合、冷静に客観視するというのが迷走します。そういう意味でも本作は参考になりました。 とかく、冒頭で「まどマギ二番煎じ」と思って引き返す人がいると思うが、15.16あたりまで是非読んで欲しい。 そこまで行けば一気に進めます。

5.0
  • 作品更新日:2021/12/14
  • 投稿日:2022/1/2
小説家になろう恋愛連載:23話完結

境界線はファインダーの向こう

SFチックな青春ストーリー 当然恋愛もありますが、多分汲み取るべきものの一部でしかないかもしれない(※あくまでも私の主観です) 主人公は高校二年生の千波ちゃん、親友がいて片思いしてて写真が大好きな、まあ普通の女子高校生。 親友のサエちゃんに乗せられて写真部を立ち上げたところから物語が始まるわけですが、なぜSFチックかは「平行世界」がキーワードになる点でしょう。 平行世界とくれば冒険活劇か謎解き要素を連想するでしょうが、本作はあくまで「青春」がメインになります。 まだ未成年の心も体も柔らかい少年少女の話です。 一人称で綴られてますが、一人称というのは文章を軽く読ませて、なおかつ視点を常に一カ所に固定する必要がある。「私」が見聞きし思うこと以外は記載してはいけないという絶対条件が付与されています。 本作は(当たり前ですが)冒頭から完結まで千波の心情をベースに進みます。 千波がファインダー越しに見た「大山くん」 千波がカメラにハマるキッカケとなった「姉」との回想 この二つが軸かな。 詳細書くとネタバレになるので省きますが、本作は場面ごとに「過去(回想)」と「現在」が交互に記載されています。冒頭部分ではぶつ切り感があるのでとっつきにくいと感じるかもしれませんが、中盤あたりから納得出来ます。 千波がファインダー越しに出会う相手は「平行世界」にいる片思いの相手。 現実では告白することも出来ずにじれじれしていたのに、ファインダー越しに一気に距離が縮まるんですよ。 そこに絡む千波の「姉」の話。 山谷が激しいストーリーではありませんが、千波の心情が丁寧に書かれているので年の近い人なら共感するか、じれったいと思うでしょう。年が上の層ならエールを送りたくなる。 「姉」が謎解き要素にもなっています。 主人公:千波が健気な女の子であるのがポイントだと感じました。 二度と会えないと思っていた人に束の間でも邂逅出来たら…… そう思う人は多いでしょう。いざそうなった時、ちゃんと言葉にして伝えることが出来るのか? そんな事を考えるストーリーでした。

5.0
  • 作品更新日:2020/6/6
  • 投稿日:2022/1/2
小説家になろうファンタジー連載:1377話

【第9章連載中】黒剣のアズリア〜『忌み子』と呼ばれ故郷を捨てた褐色赤髪の魔法戦士は魔法が使えない

てください。

  • 作品更新日:2024/5/14
  • 投稿日:2022/1/2
小説家になろうコメディ連載:65話完結

【完結】TSロリサキュバスの健全配信活動!!~おとこに戻りたくてすったもんだします~

残念ながら、彼にはあるべきものがない。なので健全なすけべな世界にしかならない。 作者本人が「誰かの性癖を殴りたい」と公言しているだけあって、新旧ラノベに出てきそうな「女の子」キャラの見本市のような作風になってます。 とりあえず全員主人公にメロメロ/ラッキースケベの連続/あまねくん一人がおいしい思いをする これだけのお約束要素を詰め込んでおきながら、なんか腹立つわーっというのがないのが、本作の最大の見所ではなかろうかと勝手に思っております。 理由の一つに ・あまねくん、頑張ってるし、仲間思いだし一生懸命なんだけども「ぽんこつ」にしかならない行動パターンだからではなかろうかと 「土御門 葵」という子が出てきますが、ファーストインパクトで怒らせるというデリカシーのないへっぽこを発揮します。 クリスちゃんがまた過保護なんですよ。 あらすじ読めば分かるとおもいますが、元成人男性、現在TSロリサキュパスな色物キャラですが、罰ゲームのような転生を愉しんで人生を謳歌しつつ、仲間と奮戦するコメディです。 男女のいちゃいちゃというより、女性と女の子のいちゃいちゃなので、あまね本人が脳内ピンクにしても「やらしい」要素が読み手には感じられません。 犬猫もふってほっこりしてる人を見てる気分が近いかもしれない。 文体も基本は一人称 無駄にくどくど描写せず、どう伝えるか?を苦心して推敲しただろうと推測出来ます。 一見すると簡単な文章に思えますが、要点を押さえて簡潔に書くという意味では参考になること請け合いです。 あまねたん、見かけは可愛い女の子でも中身はおっさんに近い成人男性。 みかけを利用して、サキュパス特性をフル発揮するコメディです。 幕間幕間のショート会話もみどころです。とりあえず、猫動画見る気分で読んでみるとがいいかもしれない。

5.0
  • 作品更新日:2021/7/24
  • 投稿日:2022/1/15