年上の彼女が僕に言う「君とおやつを」
最終更新:2024/3/12
作品紹介
それなりに平穏で、それなりに不穏で、いい事も悪い事もイーブンになっている僕の毎日を、8割くらい担当してくれる孝代さん。いつも僕に突飛な提案をしてくれる。 ※短編集です。どの話も続いてません。何話から読んでも、それなりに楽しくお読みいただけるはずです※
評価・レビュー
5.0
中古のSG-88
笑ってくれる君は一緒だから、何を食べても美味しい
どうでもいいことばっかり言う孝代さん。そんな彼女に呆れるのもほんの一瞬だけ。好きな人と他愛もない話をしながらただご飯を食べる。そんなラブコメ。 僕が一番好きな話は手作りのプリンの回。風邪の孝代さんのためにプリンを手作りするんですけど、ネットを見ても出てくるのは手間暇のかかるレシピばっか。料理ができない主人公は妥協案でプリンの素でプリンを作る。でもその味は、どんなレストランで出されるプリンよりも美味しい。そりゃそうだよな、どれだけ不器用でも自分のために作ってくれたんだもんな。 どうでもいいことを話せる相手、好きな人と食べる料理。それだけでいい。ほんわかして心が温かくなる。 好きな人と一緒に笑いながら食べるものは、たとえどんな料理でも美味しいよ。
5.0
鷹仁(たかひとし)@カクヨム