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作:白珠ゆうり

クロスリフレインⅠ~瑞光に導かれし赫灼~

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最終更新:2021/9/14

作品紹介

人々の世界に突如現れる闇──黒魔。 だが彼らには譲れない信念があり、己の中で様々な葛藤を繰り返して傷ついていた。 そんな彼らを救いたいと立ち上がったのは白銀の髪を靡かせる一人の少女。緑豊かな小さな村で暮らす心優しい娘であった。 平穏な村で暮らしていた彼女には武器を片手に戦うような力はなかった。だが村を襲ってきた黒魔と対峙した時、彼女にある力が宿る。 これが転機となり少女の運命を大きく動かすことになった。 人が黒魔と対峙した時、彼らに何を見るだろう。 これは一人の少女を取り巻く救いの物語。

ファンタジー

評価・レビュー

珠玉の王道ファンタジーを楽しみたい方に

まだ序盤ですが、思わずレビューを書かせる力がある作品です。 まず圧倒されるのは、美しい風景描写と激しい戦闘描写のギャップです。 鐘が鳴り響く朝のシーンから始まるこの物語。なめらかな文体と丁寧な描写が、この美しい世界観を際立たせています。 かと思いきや、黒魔が襲撃してきた時の戦闘描写は緊迫感があり、思わず手に汗を握りながら読み進めてしまいました。 平和な場面と戦闘シーン、この切り替えの描写が見事です。 ストーリーのテンポも良く、数話ですぐに物語に引き込まれてしまいました。 また、主人公セフィが本当に魅力的です。 おしとやかで一見か弱そうに見える彼女ですが、自身の危険を省みず村人を護ろうとする責任感の強さや、誰一人として傷つけまいと奮闘する姿勢は好感が持てます。 恐怖を感じつつも、自分を鼓舞して得体の知れない黒魔に立ち向かっていく姿を見たら、彼女を好きになること間違いなし! 最新話まで読了しましたが、既に物語の中に伏線がいくつか仕掛けられており、今後の展開に期待しかありません! もっと多くの人に読まれてほしい素敵な作品です。

5.0

結月 花

一人の聖女位の旅を描く大河ファンタジー

 「壮大な」という印象を、最初の小さな村のエピソードだけで感じられるのは、この世界観がまるで実在するように丁寧に描かれているからであろうか。  空には雲が流れ、風が花と草の香りを運んで来るのがわかるような緻密で繊細な情景描写と、登場人物の静かな感情の揺らぎすらも丁寧に描き出されるこの作品。  一見平和で落ち着いて見えるこの世界には、魔物の被害…黒魔とよばれる魔物による甚大な影響を受けていて、その増加の理由は不明。  主人公セフィは、聖女位としてヴェルトゥという村で暮していた。  過去、この村も黒魔により半壊したことがある。    そんなある日、再び村に危機が……?  この事件をきっかけに、運命は交錯する。旅に出るには名の知れた護衛が必要というセフィと、治癒の力を持つセフィを己の目的のために連れて行きたいクローネは出会い、セフィは小さな村を出て、自分と世界を知って行く旅がはじまる。  聖女とはいったい何者なのか、黒魔とはいったい何なのか。世界はどのようになるべきなのか。交わる運命は二人をどのような結論に導くのか目が離せません。  通常の物語ではモブとして名前が出る程度の登場人物の心情さえ丁寧に描かれ、彼らの気持ちを知る事で主人公セフィの輪郭がより濃く表され、小さなエピソードも余す事なく記される物語はまさに大河小説。  一人の聖女位の少女の旅路に、あなたも付き添ってみては。

5.0

MACK

彼女は優しさで影すらも抱きしめようとする

とにかく美しい情景描写。光、風、そして寒さ等、登場人物達がどんな場に立っているのかという点が丁寧に、しかし簡潔に書かれています。この書き方には、お見事の言葉以外出てきません。綺麗な描写と対になるような緊迫感のある戦闘も、もちろん見どころの一つです。 そして、それぞれの芯を持った登場人物達。彼らが何を思い、何を信念に持って生きているのか。何を憂い、どうなりたいのかという内面がよく伝わってきて、思わず感情移入してしまいます。彼女の救いたいという優しさと対立する彼の登場もまた、今後の物語を大いに盛り上げてくれることでしょう。 彼女の優しさに触れた彼が、どのような答えを出すのか。彼らがクロスする時、どんな物語が紡がれていくのか。続きが気になってしまいますね。 他の皆さまも是非読んでみてください。

5.0

沖田ねてる@_(:3 」∠)_