あらゆる攻撃を跳ね返す最強一族から追放された落ちこぼれの俺があらゆるものを吸収する暴食の力に覚醒しました。「跳ね返し」に限界はあっても「暴食」に限界は無い。後は分かるな?
最終更新:2022/10/13
作品紹介
いずれ「神」すら「噛」み砕いてみせよう。 故に我らは「カガミ」である。 そんな傲慢にもほどがある由来を持つ傭兵一族はみんな、自尊心が強い。けれどカガミに産まれた者が持つ「跳ね返し」の力は強力無比で、世界は彼らの高飛車を呑まざるを得なかった。 そして、カガミの中で落ちこぼれだった少年『ミライ・スー・カガミ』は、成人の儀の夜に追放された──だけならば良かった。 カガミの一族に汚点などあってはならないと、ミライには追手が差し向けられていたのだ。 逃走の果てに谷底から父親に突き落とされたミライは、川沿いの小屋で目を覚ます。 ミライは救ったのは、白い眼帯布で目元を覆った褐色の美女『ナージャ』。 彼女は侵略戦争に破れ、帝国の魔の手から逃亡劇を繰り返していた亡国の姫であった。 そして遂に、自らを救った為に窮地に追いやられたナージャを前にして、ミライは力に目覚めた。 彼が目覚めたのは許容限界まで相手の力を跳ね返す『鏡』ではなく、全てを呑み込む消してしまう『暴食』の力。 カガミの一族を最強たらしめる能力さえ無に帰すミライの力は、彼を追いやった者達の牙城を崩す──最大のアンチスキルであった。 .
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