ジョジーはもうしゃべらない
最終更新:2021/11/28
作品紹介
1992年東京。前年にバブルが弾け、多くの人々の人生が狂っていく。小学5年生のナオも否応なく巻き込まれ、引っ越しと転校を余儀なくされたが、新しい暮らしに馴染めない。いじめに耐えながら大好きだったあっちゃんからのプレゼント・くまのジョジーのぬいぐるみを友として生きていた。 ジョジーはいつも優しくナオを励ます。 成長したナオに届いた同窓会への招待状。しかし、その場所には何年も使われていないような空き家が一軒。そこへ現れたのはあっちゃんだった。 あっちゃんとともに自分の家にいってみるが、そこも変わっていた。 ナオは自分の帰る家はもうなくなったのだと自覚する。 家で待つジョジーにはピンチが訪れる。 表紙作成;ファンシーコウ様