人間として正しいことをしていたら追放された俺、お人好しのハズレ女神と組んだらスキル【なんでもステータスオープン】に目覚める ~あなたたちが見捨てた人々を助けると決めたので、古巣なんかに戻るはずがない~
最終更新:2021/2/19
作品紹介
天上に住む神々が地上に降り、冒険者に加護を与えて【アステル】と呼ばれるパーティーを組む世界。 ウィンは刃の神ザンギルが率いる【アステル】の一員であった。しかしウィンの持つスキル、他者のステータスオープンは外れスキルと馬鹿にされ続ける。それでもみんなの役に立ちたかったウィンは数多くの下級スキルを覚え、ステータスオープンで得た情報で助言を行っていた。 だがザンギルをはじめとするメンバーたちは、【アステル】ランキングさえ上がればいいと言う考えの持ち主ばかり。近隣への被害など考えない作戦ばかり立案決行するので、ウィンは村人たちの避難誘導などを行って影ながらフォローをしていた。 そんなウィンに投げかけられる言葉は「戦闘に参加しない卑怯者」。ついにはザンギルから「人数合わせでいれていただけだ」とクビを宣言されてしまう。 一人冒険者を続けるウィンは、同じくハズレ扱いをされていた女神ミスラと出会う。 ミスラの加護は【好奇心】。二人が【アステル】を組んだ時、ウィンのスキル他者のステータスオープンは、なんでもステータスオープンへと覚醒。他者の能力だけでなく保有スキル、弱点属性、さらに人物説明まで見られるようになったのだ。 しかもステータスオープンできる対象は道具やスキルにまで広がり、ウィンは世界で唯一の合体スキル使いとなる。 一方ウィンの抜けたザンギルたちは、敵の能力が見抜けずクエスト失敗を重ねた上、他者への損害がひどすぎるとランキングポイントをはく奪されてしまう。 今さら戻って来いと言われても、【アステル】のランキング争いの陰で泣く弱い人達を助けると決めたので、もう戻る気なんてさらさら無い。
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