え……私……クビですか? 宮廷占い師だったけど国外追放……でも、エルフの国に雇われました! ~今更災厄まみれで国が滅亡する! と言われてももう遅い~
最終更新:2020/11/14
作品紹介
「いくら前国王である父上が招いた占い師とはいえ、役立たずに金を払うという意味の無いことはもう止めたいのだよ。君はクビだ。この国から追放されることになった。大人しく出ていってくれるね? ラルバ・ブラームス?」 僕は現国王のブライトン・ウィーグルス様にそう告げられた。ちょうど三年前にこの国の占い師となってから三年経った十五の誕生日を迎えたその日だった。 僕がいないとこの国は災厄まみれで半年ももたないと告げようとしても、大臣に遮られ国王も全く聞く耳を持つことはなかった。自分で出てくか、力づくで追い出されるかの二択を迫られた僕は、仕方なく自分から謁見の間を去った。 途方に暮れる僕の前に現れたのは、一人の美少女エルフ。ちょうど五年前に一度だけ会ったそのエルフになんやかんやあって、僕はこうお願いされた。 「五年も待ったんです! 今度は絶対にボクの国に来てもらいますからね! ご主人様!」 そうして僕はエルフの国で可愛く、綺麗なエルフに囲まれて楽しくそしてちょっとほにゃららな生活が幕を開ける。 と、同時にウィーグルス国は次々と襲い来る災厄に、滅亡へと追い詰められていくのであった…… この作品はアルファポリスでも掲載してます。
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