群青雨色紫伝 ー東雲理音の異世界日記ー
最終更新:2022/3/18
作品紹介
東雲理音は天文部の活動で、とある山奥へと旅行に行った。 見たことのない星空の中、予定のない流星を目にしていると、理音はめまいに倒れてしまう。 気付いた時、目の前にいたのは、織姫と彦星のようなコスプレをした男女二人。 おかしいと思いつつも外に出た理音が見たのは、空に浮かぶ二つの月だった。 言葉の通じない人々や、美麗な男フォーエンを前にして、理音はそこが別の世界だと気付く。 帰り道もわからないまま、広々とした庭が面した建物に閉じ込められながらも、悪くもない待遇に理音は安心するが、それが何のために行われているのかわからなかった。 言葉は理解できないけれど、意思の疎通を図れるフォーエンに教えられながらも、理音は少しずつ自分の状況を受け入れていく。 皇帝であるフォーエンの隣に座して、理音はいつしかフォーエンの役に立てればと思い始めていた。 どこにいても、フォーエンのために何をすべきか考えながら、理音は動き出す。 誤字脱字のご報告ありがとうございます。修正します。 アルファポリス掲載。念の為R15にしました。完結済み。
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